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連携事業(研究・教育) GEAR5.0 プロジェクト

◆富山高専 GEAR 5.0 プロジェクト

 事業内容:高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業 GEAR 5.0(未来技術の社会実装教育の高度化)

 高専機構では、Society 5.0で実現する社会・経済構造の変化、技術の高度化、社会・産業・地域のニーズ変化を踏まえ、地域や社会の諸課題に自律的・主体的に取り組み、かつ生涯学び続ける学生を継続的に育成するためのカリキュラム点検(教育内容・方法)を行い、Society 5.0時代における高専教育の質保証へつなげる取り組みが進められています。これはGEAR 5.0(未来技術の社会実装教育の高度化)、COMPASS 5.0 (次世代基盤技術教育のカリキュラム化)の二つのプロジェクトから構成されています。富山高専は全国でも数少ない両プロジェクトを推進している高専です。

<図1:GEAR5.0概要図

引用先:https://www.kosen-k.go.jp/Portals/0/gakumu/Society50_KOSEN_GEAR5.0.pdf

 

 GEAR5.0の介護・医工分野は、富山高専のほか、熊本高専(中核拠点校)、函館高専、長野高専、徳山高専の5高専に加え、2022年度から仙台高専、新居浜高専の2高専の計7高専で連携しながら研究を進めています。

<図2:マトリクス型のプロジェクト推進体制

 

<図3:共生エコシステム概要図

 

◆富山高専での取り組み

 富山高専では「高専ATモデル」の実践を行っています。これは地域社会の困りごとをお聞きし、高専生が支援者・当事者と一緒になってその問題点・解決策を考え、それを実現する支援ツールのプロトタイプ開発・現場へ提供・改善・フィードバックを行うという高専生の社会実装研究を実践する取り組みです。学生の社会実装研究で地域社会から「ありがとう」をもらえる「価値提供・価値創造」を地域に還元することをゴールとして活動しています。

<図4:高専ATモデル概要図

 富山高専では主に特別支援教育分野を対象として、タブレット端末で使用する支援アプリの開発を通した高専ATモデルの実践を行っています。特別支援教育現場からのニーズを反映したワークショップを通して現場の困りごとをお聞きし、それを支援するためのアプリを高専生が開発します。開発した支援アプリは支援者・当事者に試用していただき、改善点を抽出、修正、フィードバックのループを行っています。アプリ開発、支援者・当事者への提供の際には、本プロジェクトで開発したAT関連情報共有の場である高専ATライブラリを活用しています。高専ATライブラリには全国高専の持つAT関連の研究成果、技術情報、研究シーズ、現場ニーズ、学習コンテンツなどが登録されています。この高専ATライブラリを活用することで高専、現場、学生を繋ぐ取り組みを実践しています。

<図5:高専ATモデル実践例

◆トピックス

富山高専HP

 

PRTIME

◆参考

熊本高専 https://www.kosen-at.com/