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学校案内 ごあいさつ

独立行政法人 国立高等専門学校機構
富山高等専門学校 校長

國枝 佳明 (くにえだ よしあき)

 皆さま、ようこそ富山高等専門学校へ!
 富山高専は、15歳から本科卒業の20歳まで、あるいは専攻科修了の22歳までという世界的にも珍しく、今注目されている高専制度の下、社会から求められ、社会に貢献できる人財の育成に努めています。中学校卒業から5年間の一貫教育により大学入試の影響を受けないメリットを活かし、効率的・効果的な教育課程を確立し、少人数のクラス編成で高等教育を行っています。
 また、1年生から段階的に専門教育を導入し、学年が進むにつれて次第に専門科目の時間数が増えていく、いわゆる「くさび形教育」を実施しています。そして専門教育では実験・実習や演習を多く取り入れ、知識のみならず技術をも修得できるようにしています。さらに卒業研究や特別研究では最先端の研究にも関わることができ、自ら課題を発見し、その課題を解決することにより、主体的に考え、仲間とともに創り上げていく学習環境を提供しています。
 富山高専では、「Society 5.0」に向けた人財育成として、専門的な知識や技術を有し、AI・データサイエンスに関する情報科学の素養とビジネスの視点を身に付け、新たな価値の創造に挑戦できる能力を有する人財を育成しています。また、『地域のWell-being推進を支える起業人財育成』のため、スタートアップ教育に力を入れ、2023年度には本郷・射水の両キャンパスに起業家工房を設置し、各種試作品を製作できる設備を導入しました。さらに富山市蓮町にある県の創業支援センター(SCOP TOYAMA)にサテライトオフィスを構え、以下を実施して学生達の起業家精神(スタートアップマインド)の醸成に取組んでいます。
(1)SCOP TOYAMA入居企業との交流
(2)スタートアップ企業との共同研究立ち上げ
(3)学科横断の起業アイディア打合せ・調整
(4)スタートアップセミナーなどイベントの実施
(5)スタートアップアイディアの発表
 富山県、富山市や射水市などの自治体との連携を進めるとともに、地元企業をはじめ、多くの研究機関とも連携して学生達が創り上げる地域のWell-being創出を目指して参ります。

 富山高専は、工学系4学科(機械システム工学科、電気制御システム工学科、物質化学工学科、電子情報工学科)、人文社会系1学科(国際ビジネス学科)、商船系1学科(商船学科)の合計6学科から構成されており、多様な学科が互いに連携し、世界で活躍する技術者、ビジネスパーソン、そして海事技術者を育成しています。
 自由で豊かな発想の下、ワクワクするような「挑戦」に果敢に挑む富山高専の学生達の活動を本ホームページでご覧いただき、楽しんでいただければ幸いです。