HOMEトピックスJapan ATフォーラム2021 in Toyamaを開催しました。

Japan ATフォーラム2021 in Toyamaを開催しました。

令和3年9月23日(木祝)~25日(土)において「Japan ATフォーラム2021inToyama」を開催しました。今回は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、富山県民会館を主会場に、全国の高専をウェブ会議システムでつなぐオンライン形式で開催しました。

このフォーラムは、障害の有無にかかわらず共生できる社会を目指し、AT技術(障害者・高齢者等の活動を支援する機器の開発等)に関する研究発表を行うもので、今回で8回目の開催となります。

フォーラムでは、全国からAT技術に携わる教職員・学生・団体等が集まり、ショートプレゼンテーション、学生向けワークショップ、教職員向け分科会を行いました。

ショートプレゼンテーションでは、全国の高専から16名の学生が日ごろ研究しているAT技術に関する研究成果を発表しました。

学生向けワークショップでは、参加学生にATライブラリやレシピを知ってもらい、これらを活用したAT機器のプロトタイプ作成を体験してもらいました。

教職員向け分科会では、ATアドバイザー資格、ATにおける未来人材、支援学校のニーズや支援学校教員との意見交換を行いました。

ワークショップに参加した学生からは、「ひとつのアプリについて、他高専・他学科学生と色々な視点から意見交換することが出来て良い刺激になりました。」「アプリの改善案を話し合い、実際にコーティングする工程を行うなどとても良い経験になりました。」「支援技術がより必要とされていることがわかりました。サポートできるように頑張っていきたいです。」といった感想がありました。

※「Japan ATフォーラム」は、研究交流とともにAT技術者育成のためのワークショップを組み入れ、毎年1回開催しています。本フォーラムは、AT(アシスティブ・テクノロジー)関連に携わる技術者・学生・団体等が支援技術の研究開発と技術者育成のために集う研究・技術交流の場で、これまでに仙台、長野、明石、函館、徳山、富山、熊本で計7回開催されています。

Japan ATフォーラム2021 website
https://www.jatc.jp/kosen-at/at_forum2021/index.html

AT(アシスティブ・テクノロジー)
障害による物理的な操作上の不利や、障壁(バリア)を、機器を工夫することによって支援しようという考え方であり、そのための支援技術を指しています。

賞雅校長の挨拶 函館高専浜実行委員長の挨拶
教職員向け分科会の様子 秋口准教授によるATライブラリに関する説明