富山高等専門学校 技術室
富山高等専門学校技術室は教育と研究を専門的技術の側面から支える技術職員の組織です。
本格的な実践教育を行っている高専教育において、技術室は学生の実験・実習および卒業研究・特別研究などの技術的指導に関することをはじめ、教員の教育研究活動の技術的支援を行っています。また、教育研究環境を整備し、教員と協働しながら教育内容の充実を目指しています。専門分野に応じて第一班(機械系)・第二班(電気・情報系)・第三班(化学系)・第四班(海事系)に分かれています。
ニュース・更新情報
業務内容
第一班(機械系)
第一班は、主に機械系の教育支援および技術支援を行っています。
授業では、機械システム工学科、電子情報工学科、商船学科機関コースの実験実習および安全教育、専攻科エコデザイン工学専攻の演習の支援、卒業研究などで実習工場を利用する学生の作業指導を行っています。
このほか、技術相談、各研究で使用する試料や実験装置などの製作支援、実習工場の設備や物品の保守管理業務の支援などを行っています。
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溶接ロボット実習 |
複合旋盤を用いた依頼加工品 |
第二班(電気・情報系)
第二班(電気・情報系)は、主に電気制御システム工学科と電子情報工学科の、電気回路・電子回路やプログラミングなどの実験実習支援の他、本校の情報ネットワーク管理実務を担当しています。
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実験実習支援 |
ネットワーク管理 |
第三班(化学系)
第三班は化学を専門とした教育支援、技術支援を行っております。
実験は物質化学工学科の専門科目の実験の他、他学科の一般科目の実験も担当しており、これらの実験では学生が身に付けるべき実験技術の指導を行っております。
また、使用する実験器具や試薬に応じて事故のリスクを減らす措置を取るとともに学生への安全教育を徹底し、学生が安全に実験できるよう心がけております。
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機械システム工学科の化学実験の指導 |
紫キャベツ抽出液のpHによる変化 |
第四班(海事系)
第四班は、海事系全般の教育・研究支援に関することを主に担当しております。
商船学科の専門科目や若潮丸乗船実習などの技術的指導の他、海事に関する公開講座やカッターレース大会などの学校行事の支援、練習船若潮丸や臨海実習場、舟艇、レーダーシミュレータなどの施設の運用、維持、保守管理を行っております。
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洋上救命講習支援 |
研究航海支援 |
内部研修報告
最新の研修
研修名 |
第19回(令和4年度) 富山高専技術室研修会 |
会場 |
射水キャンパス 多目的集会室、機械実習室 |
日時 |
令和4年度7月25日(水) 9時~15時 |
担当班 |
第一班(機械系) |
実施内容 |
特別講演、技術発表、実習 |
7月25日(月)に、富山高等専門学校技術室研修会を開催し、本校の技術室職員(計23名)が受講しました。
この研修会は、技術職員の職務に伴う技術開発・改善・技術者教育・校務等に関わる成果を発表し、議論・検討することにより相互理解を深め、職務の充実を図り、富山高専における技術者教育に必要な一般知識および専門知識を習得し、技術職員としての資質向上を図ることを目的に、概ね年1回開催しています。
しかし、近年は新型コロナウィルス感染症拡大防止対策のため、中止またはオンライン開催となっていましたが、本年度は3年ぶりに対面で開催しました。
今回の研修会では、佐瀬技術室長による特別講演「ねじのゆるみとゆるみ防止」、技術職員による職務に関連した技術発表4件、および実習「ディーゼルエンジンの分解および組立作業」を行いました。
各テーマの後に行われた質疑応答では活発な意見交換が行われ、受講者は分野を問わず理解を深めることができました。
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口頭発表 |
ディーゼルエンジン分解組立作業 |
過去の研修
令和4年度 富山高等専門学校技術室研修会(R4.7.25)
令和3年度 富山高等専門学校技術室研修会(R3.7.30)
令和3年度 東海・北陸地区国立高等専門学校技術職員研修修(R3.8.25-27)
外部資金・学外表彰
科研費採択状況
令和5年度 |
5件 |
令和4年度 |
5件 |
令和3年度 |
2件 |
令和2年度 |
4件 |
共同研究
令和5年度 |
海水中の海生生物の付着状況確認と付着抑制技術の確立と新規イオン試験紙によるその海水中の特定イオン濃度測定技術の確立 |
令和4年度 |
自走浮体の減揺技術に関する研究(その4) |
令和3年度 |
階層的多孔体材料の水環境中未利用金属資源回収性能評 |
学外表彰