学科 電気制御システム工学科

ロボット、情報システムからエネルギーまで
ー未来を支え創造するエンジニアにー
電気、電子や情報通信分野を基礎から先端技術までバランスよく学び、実験・実習を通して、それぞれの分野にまたがる応用力を身につけた実践的技術者を育成します。
卒業後は、電気技術者・情報技術者、または、それらを融合したロボットや人工知能などを開発する技術者など社会を支え、人の暮らしを豊かにするスペシャリストとしての活躍が期待されます。
主な学習内容
1年
物理や数学、電気、機械、情報の基礎をしっかり!
国語・数学・英語などを中心に、専門の勉強として「電気電子基礎」やコンピュータの基礎である「情報基礎」についても学びます。実験は5年生まであります。
主要科目
- 電気電子基礎
- 情報基礎
- 先端技術・倫理基礎
2年
電気や機械の基礎を固めて、専門知識と技術を習得!
引き続き一般科目が多いですが、電気の基礎である「基礎電気工学」や機械の基礎となる「設計製図」などが始まります。ものづくりの基礎となる「ものづくり工学」「基礎工学実験」も学びます。
主要科目
- 情報処理
- 基礎電気工学
- 設計製図
3年
電気と機械に関する本格的な実験もスタート!
2年までの専門科目に加え、電気や磁気などを学ぶ「電気回路」と「電磁気学」、力学の基礎を学ぶ「工業力学」、数学や物理を実際に役立てる「基礎工学演習」「応用物理」があります。また、電気と機械の融合科目である「メカトロ基礎工学」を学びます。
主要科目
- 電子回路
- 信号処理工学
- 電気磁気学
4年
企業でのインターンシップに参加してみよう!
電気工学や機械工学、情報工学をさらに専門的に学ぶ科目が入ってきます。融合科目では「メカトロ創造設計」と「システム工学実験」が始まります。また、卒業研究に繋がる「基礎研究」が始まります。
主要科目
- 電気回路
- ロボット制御
- 計測工学
5年
研究室に所属して、とことん卒業研究を!
専門科目は、より高度になります。各自の進路に合った選択科目が多くなり、専門性もアップ!研究室に所属して取り組む「卒業研究」がメインになります。いよいよ、夢のようなテクノロジーを実現するための研究を始めます。
主要科目
- 卒業研究
- 電力システム論
- ロボティクス



教育目標
- 電気、機械、情報工学を総合的に身につけ、創造的な技術開発ができる技術者を育成します。
- 工学の柱である電気と機械の専門知識を統合し、活用できる技術者を育成します。
- 電気工学的、機械工学的に考える能力を身につけ、数学、物理、化学に基づいた、「ものづくり」ができる技術者を育成します。
取得できる資格
- 電気主任技術者
- 情報処理技術者
- 電気工事士
- 電気機器組立技能士 など
アドミッション・ポリシー(求める学生像および入学者選抜の基本方針)
求める学生像
- 電子工作やコンピュータなどのものづくりやプログラミングに興味がある人
- ロボットや人工知能技術のように電気,電子,情報技術を融合した知識を身につけたい人
- 創意工夫により新しい技術を作り出し,社会に貢献したい人
選抜の基本方針
- 推薦による選抜
推薦書及び中学校における調査書並びに面接の結果を総合して選抜します。 - 学力検査による選抜
中学校における調査書及び学力検査の結果を総合して選抜します。
学力検査は、理科、英語、数学、国語及び社会の5教科による試験とします。
カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成方針)
電気制御システム工学科では,電気,機械,情報工学の知識,技術を総合的に学習し,ものづくり,創造的な技術開発ができる技術者を育成します。具体的には,教育目標に沿って以下のように教育課程を編成します。
- 低学年では、数学、物理、化学などの理系教養科目、および英語、国語、歴史などの文系教養科目を多く配置し、高学年に進むに従い機械工学、機械システム工学に関する専門科目が多くなるくさび形に授業科目を編成します。
- 電気工学,機械工学,情報工学の3分野に亘る幅広い知識,技術と応用力,技術者として必要な技術者倫理が身につくようにバランス良く授業科目を編成します。
- 新しい技術を作り出し,社会に貢献できる能力を育成するために,実験・実習・基礎研究・卒業研究を系統的に編成します。
ディプロマ・ポリシー(卒業認定方針)
電気制御システム工学科では,電気工学・機械工学・情報工学の知識,技術を総合的に身につけた実践的技術者の育成を目的として,所定の単位を修得し,以下のような能力を身につけた学生に卒業を認定します。
- 電気工学,機械工学,情報工学の知識,技術を総合的に身につけ,それらを応用したものづくりができる。
- 課題発見能力,課題解決能力,プレゼンテーション能力を持ち,他者と協働できる。
- 豊かな教養と倫理観を身につけ,社会に貢献できる。