学科 商船学科

サービスエリアは地球。
世界の海で活躍するグローバルスペシャリスト。
「航海コース」と「機関コース」との2つから成る複合学科で、海と船で使われる様々なテクノロジーを勉強し、世界中で活躍するナビゲーターやエンジニアをめざします。
最新シミュレータやハイテク練習船で実習しながら、実物を使って理論と技術を学び、即戦力を身につけます。大きな船で海外へ航海に出る乗船実習があるので、卒業は6年生の9月になります。
主な学習内容
1年
まずは船舶運航の概要を知ることが、目標!!
船に関わる技術の役割と意義について、全体の概要を習得します。
主要科目
- 海洋実習
- 舶用機関概論
- 航海概論
2年
専門能力につながる基礎をしっかり習得!
多くの専門科目の基盤となる科目(航海学、力学、電気・電子工学、船舶英語など)と実技(コンピュータ、海洋実習、工作実習)を習得します。
主要科目
- 航海測位論
- 電気電子工学
3年
2年生まで学んだ基礎力をさらに発展させよう!
船舶の運航、システム、安全に関する基礎知識、コンピュータの実践的な活用法のほか、プレゼンテーション技術なども身につけていきます。
主要科目
- 船舶安全学
- 工業熱力学
- 内燃機関工学
4年
船舶の運航、システムに関連する専門知識力を!
さらに高度な気象学、電波航法、造船、海運、ディーゼルやボイラ・タービンプラントの運転管理などを習得します。
主要科目
- 船舶工学
- 海洋気象論
- パワーエレクトロニクス
5年
実践的な技術者への道を着実に!
「4年までに学んだ各分野の知識を活用して総合的な問題解決能力を習得します。外国語では、英語以外でもビジネスで求められる内容も学びます。
主要科目
- 航法システム論
- 計測・自動制御工学
- 設計・製図
6年
さあ、海外への乗船実習へ出発!
帆船、ディーゼル船などの大型練習船、船会社の大きな商船による乗船実習で、これまでに習得した専門知識を活用し、実践的な技術者をめざします。
主要科目
- 乗船実習



教育目標
- 船舶の運航や舶用プラント運用に必要なシーマンシップを身につけたグローバルな海技士を育成します。
- 海洋をフィールドとしてシステムの開発・構築・管理ができる技術者を育成します。
- 海洋環境を地球規模の視点で考えられるスペシャリストを育成します。
取得できる資格
- 卒業により、三級海技士(大型船の幹部船員)の筆記試験免除
- ※上級海技士、無線通信士など、各種国家試験に向けたゼミナールも開講
アドミッション・ポリシー(求める学生像および入学者選抜の基本方針)
求める学生像
- 海や自然が好きな人
- 大型船の船長や機関長をめざす人
- 大きな機械のエンジニアをめざす人
- 世界中の国々で活躍したい人
選抜の基本方針
- 推薦による選抜
推薦書及び中学校における調査書並びに面接の結果を総合して選抜します。 - 学力検査による選抜
中学校における調査書及び学力検査の結果を総合して選抜します。
学力検査は、理科、英語、数学、国語及び社会の5教科による試験とします。
カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成方針)
商船学科では,海や船、港に関する知識や技術を総合的に学習し,海や陸で活躍できるスペシャリストを育成します。具体的には,教育目標に沿って以下のように教育課程を編成します。
- 低学年では,理系教養科目および文系教養科目を多く配置し,高学年に進むに従い航海や舶用機関に関する専門科目が多くなるくさび形に授業科目を編成します。
- 航海コースでは,航海学,船舶運用学,海事法規,商船実務などを,機関コースでは主機・補機,電気・電子,機械,商船実務など幅広い知識と技術,応用力が身につくようにバランス良く授業科目を配置します。
- 船舶をフィールドとしたシステムの管理,構築を行って,社会に貢献できる能力を育成するために,実験・実習,乗船実習,基礎研究,卒業研究を系統的に編成します。
ディプロマ・ポリシー(卒業認定方針)
商船学科では,所定の単位を修得して以下のような能力を身につけた学生に卒業を認定します。
- 航海コースでは航海学,船舶運用学,海事法規,商船実務などを,機関コースでは主機・補機,電気・電子,機械,商船実務などの知識・技術を身につけ,それらを応用した船舶運航やマネジメントができる。
- 課題発見能力,課題解決能力,プレゼンテーション能力を持ち,他者と協働できる。
- 豊かな教養と倫理観を身につけ,社会に貢献できる。