HOMEトピックス(次世代の海洋人材の育成に関する事業)「船舶管理、港湾・物流業務現地調査」及び「高専教員と内航船社との意見交換会」を行いました。

(次世代の海洋人材の育成に関する事業)「船舶管理、港湾・物流業務現地調査」及び「高専教員と内航船社との意見交換会」を行いました。

 「次世代の海洋人材の育成に関する事業」(海事・海洋分野の人材育成事業の実施)(以下「本事業」といいます。)におけるプロジェクトの一つとして、本事業の連携機関である一般社団法人日本船主協会様にご協力いただき、令和5年12月14日(木)から15日(金)の2日間に渡り、「船舶管理、港湾・物流業務現地調査」及び「高専教員と内航船社との意見交換会」(以下「本プロジェクト」といいます。)を実施しました。
 本プロジェクトは、教員が産業界の現状及び最新動向を視察調査することにより、海事関連産業界において求められる人材像を理解し、学生が在学中に備えるべき知識・技能・資質を把握することを主な目的として、株式会社商船三井様、株式会社ウェザーニューズ様、日本船主協会人材確保TF内航WGの内航船社様にご協力いただきました。
 「船舶管理、港湾・物流業務現地調査」では、株式会社商船三井 技術・デジタル戦略本部 スマートシッピング推進部スマートシップ輸送チーム チームリーダー 鳴瀧 勝久様による「機関故障予兆診断システム」に関するご講演を拝聴しました。さらに、「研究施設見学」として株式会社ウェザーニューズ様において、VP(航海気象コンテンツサービス)アシスタントオペレーションリーダーの土子 巧気象予報士よりウェザールーティングに関する説明を伺った後、 SEA Planning  Sales & Marketing Team 井元 修司様にご案内いただき社内見学を行いました。
 また、「高専教員と内航船社との意見交換会」では、一般社団法人日本船主協会様ご臨席のもと内航船社様7社と「耐ストレス性、タフネスの涵養」「海事技術者の海上と陸上における活躍、キャリア形成」「海運・船員という仕事に親しみや憧れを持ってもらうための方策」の三つのテーマについて意見交換を行いました。なお、本意見交換会には、日本内航海運組合総連合会様にもオブザーバーとしてご参加いただきました。
 参加教員からは、それぞれの研修に対し多くの質問があり、活発な意見交換が行われました。今回の研修で得た知識や知見は、今回参加できなかった教員とも情報を共有し、今後の学生の育成に活かしてまいります。