HOMEトピックス富山高等専門学校と富山県教育委員会が特別支援教育における支援技術普及を目的とした連携協力に関する覚書を締結しました。

富山高等専門学校と富山県教育委員会が特別支援教育における支援技術普及を目的とした連携協力に関する覚書を締結しました。

 令和5年3月20日(月)に、富山高等専門学校(以下、「富山高専」という。)は、富山県教育委員会との間で、覚書による連携協定の締結式を執り行いました。
 この覚書は、支援技術の開発・活用を通じた、富山高専と富山県教育委員会における教育研究活動の推進や教育環境の充実により、地域の教育、医療·福祉分野に係る諸課題の解決に寄与することを目的としています。
 富山高専は、GEAR5.0プロジェクト1に令和2年度から参画しており、支援技術に必要な各種技能を提供するワークショップや特別支援学校が抱える困りごとを共有する場としての座談会の実施、それら困りごとをサポートする支援技術アプリの本校学生卒業研究での開発、特別支援学校への提供、現場での活用状況の参観等の実践を行っています。
 今後、覚書提携を機に、県内の特別支援学校等と密に連携し、地域課題(地域のお困りごと)の解決を本校の学生と共に行いながら、特別支援学校の教育環境の充実と本校の学生教育ならびに研究活動を進めていきます。

※1 GEAR5.0プロジェクト
 GEAR5.0プロジェクトは、国立高専機構の「Society5.0未来技術人財」育成事業の「未来技術の社会実装教育の高度化」(GEAR5.0)における「介護・医工」分野において、「持続可能な地域医療・福祉を支えるeAT-HUB構想※2AT技術者育成による共生社会の実現」をテーマとした事業であり、熊本高専を中核拠点校、富山高専他3校を協力校として令和2年度より開始をしている事業です。(R4年度より協力校が2校増え、7校で実施しています)
 プロジェクトHP: https://www.nc-toyama.ac.jp/research/gear-at/
※2 eAT-HUB構想
 従来の支援技術(AT)が対象としている心身機能の障がいに加えて、障がい者を取り巻く環境や社会をも対象にした、共生社会形成を支援することを目標とし、GEAR5.0プロジェクトの参加校を各ブロックのHUB校として設置し、全国高専のネットワークを通じて共生社会の形成を支援する構想。