(次世代の海洋人材の育成に関する事業)「船舶管理、港湾・物流業務現地調査」及び「高専教員と内航船社との意見交換会」を行いました。
2022.12.20
「次世代の海洋人材の育成に関する事業」(海事海洋分野の人材育成事業の実施)(以下「本事業」といいます。)におけるプロジェクトの一つとして、令和4年12月6日(火)から7日(水)の二日間に渡り、東京都内において、「船舶管理、港湾・物流業務現地調査」及び「高専教員と内航船社との意見交換会」(以下「本プロジェクト」といいます。)を次のとおり実施しました。
本プロジェクトは、教員が産業界の現状および最新動向を視察調査することにより、産業界において求められる人材像を理解し、学生が在学中に備えるべき知識・技能・資質を把握することを主な目的として、本事業の連携機関である一般社団法人日本船主協会様に企画いただき、MOLマリン&エンジニアリング株式会社様、一般財団法人海技振興センター様、日本内航海運組合総連合会様及び内航船社様(8社)にご協力いただきました。
初日前半は、MOLマリン&エンジニアリング株式会社が保有する、DP(ダイナミックポジショニング:自動船位保持)シミュレーターについて、代表取締役社長 中島様をはじめ、担当の皆様からの説明を伺いながら見学を行いました。
初日後半は、一般財団法人海技振興センター技術研究部 惠美様より「自動運航船の国際規則策定」と題し、無人・遠隔による船舶の運航が今後期待される中、運航するための様々な国際規則の策定の現状について講演を聴講しました。
翌日は、一般社団法人日本船主協会様及び日本内航海運組合総連合会様ご臨席のもと内航船社様8社と「少子化における学生/船員確保の取り組み」「早期離職の事例と予防」「船員のキャリア形成について」の3つのテーマについて意見交換を行った後、「内航海運における自動運航に向けた取組み」について、現状を伺いました。
参加教員からは、それぞれの研修に対し多くの質問があり、活発な意見交換が行われました。今回の研修で得た知識や知見は、今回参加できなかった教員とも情報を共有し、今後の学生の育成に活かしてまいります。