HOMEトピックス富山高専ジュニアドクター育成塾「最終発表会」および「学習成果発表会」を実施しました。

富山高専ジュニアドクター育成塾「最終発表会」および「学習成果発表会」を実施しました。

 令和4129()午前、ジュニアドクター育成塾第2段階の「最終発表会」を、同日午後、第1段階の「学習成果発表会」を開催いたしました。今回は、新型コロナウィルス感染症の感染対策を考慮し、希望に応じて現地発表とオンライン発表を選択できるハイブリッド型の発表会として開催し、本校教職員、保護者、小中学校の関係者等、延べ160名ほどが参加しました。
 最終発表会では、第1期(令和2年度)生のうち今年度も各研究室で研究を続ける10名が、それぞれの研究成果について研究発表しました(発表題目は次のとおり)。発表会の後、修了生には賞雅校長から修了証が手渡されました。修了生の今後の活躍が期待されます。

(発表順に)
曽我優花 海洋ゴミの判別についての研究
手塚光唄 ARマーカー検出のばらつきに関する研究
松下陽輝 ジャミングハンドの粉体種がハンド性能に及ぼす影響
小杉結菜 富山県における国際ビジネス・貿易―中古車・中古自動車部品輸出を例に―
印田明利 印刷プロセスによる有機EL素子の作製~正孔注入層の厚みの影響~
植田要竣 AIを用いた移動ロボットの自律移動制御
小林和樹 液体油脂による固体油脂の溶解
芹原得吏 地域振興・まちづくりのあり方に関する調査・研究~文化都市・金沢の取組から~
中家里歩 富山湾のプランクトン
羽生光希 ハンドサイン認識による無人接客サービスシステムの開発 

 学習成果発表会では、6月からこれまで13回に渡り、海洋科学やロボットプログラミング等を学習した第2期(令和3年度)生が、これまでの学習内容を振り返りながら、自ら選択したテーマについて、小学5~6年生チームは700800字程度の作文を、中学生チームはA43枚程度のスライドを作成し、発表に臨みました。
 発表した受講生からは「他の人の発表を聞いて、自分が知らなかったことを知ることができた!」、「みんなそれぞれの課題でとても詳しくわかりやすくまとめていて、自分の課題以外の分野にも興味がわいた!」、「他の人の発表を聞いて、自分のテーマの課題を解決するヒントになった」などの感想がありました。
 受講生には初回で回答した自己評価アンケートと各自の目標を記載した振り返りシートを配布し、自分がジュニアドクター育成塾を通してどのように成長を遂げたのかを改めて自己評価してもらいます。ジュニアドクター育成塾で身に付けてもらいたい、「興味・関心」「聞く力」「責任感」「課題発見力」「仮説検定力」「表現力」を更に向上させ、未来の科学技術を担う人材として羽ばたいてくれることを強く願っております。

  ご協力いただいた各機関ならびに保護者の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。