HOMEトピックス(次世代の海洋人材の育成に関する事業)「船舶管理、港湾・物流業務現地調査」及び「業界関係者との意見交換会」を行いました。

(次世代の海洋人材の育成に関する事業)「船舶管理、港湾・物流業務現地調査」及び「業界関係者との意見交換会」を行いました。

 令和4年1月13日(木)から14日(金)にかけ、東京・千葉において「船舶管理、港湾・物流業務現地調査」及び「業界関係者との意見交換会」を行いました。これは、「次世代の海洋人材の育成に関する事業」における教員FDFaculty Development)研修として行うもので、「高専・商船学科教員が海事社会における実学の現況」を現地調査し、業界に求められている人材と備えるべき知識・技能、資質を把握することを目的としています。実施にあたっては、(一社)日本船主協会、内航船社8社およびDFFAS Projectにご協力いただきました。
 初日は(一社)日本船主協会 常務理事海務部長 大森様より、「日本の海運 2050GHGネットゼロへの挑戦」と題して、外航海運のゼロエミッションに向けた取り組みについてご説明をいただきました。また、労務関係諸問題に関する最近の取り組み、海運業界における女性船員の活躍などについて、内航船社8社、(一社)日本船主協会及び商船高専教員との意見交換会を行いました。
 翌日は、DFFASDesigning the Future of Full Autonomous ShipProjectの陸上支援センターにおいて、自動運航船技術開発の最新動向や現況等とプロジェクトの概要について、 DFFAS  CONSORTIUMのプロジェクトディレクター である ()日本海洋科学運航技術グループ長の桑原様と運航技術グループ自動運航船チーム海技チーム 西村様よりご説明いただき、実際にDFFASシステムの施設見学という貴重な体験をさせていただきました。
 今回の研修で得た知識やご意見は、学生の教育にフィードバックさせていくとともに、次年度においても、引き続きこのような機会を設けることを計画しています。

DFFASDesigning the Future of Full Autonomous ShipProjectとは:
日本財団の無人運航船プロジェクト(MEGURI2040)を担うコンソーシアムのひとつ。
参考URLhttps://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/meguri2040