富山高専ジュニアドクター育成塾講座第3回「海洋科学実習①」を実施しました。
2021.7.28
令和3年7月18日(日)にジュニアドクター育成塾第3回「海洋科学実習①」を実施しました。
実習前半は、前回の「若潮丸乗船実習」でおこなった海洋観測を振り返り、海面温度、海水の塩分濃度、風力・風向などの観測データを班の中で共有したり、観測時に使用した機器を手に取って使い方を再確認したり、そこで得た情報を他の受講生と交換したりしながら、研究の基礎となる観測野帳を完成させました。また、班ごとの観測データをエクセルファイルに打ち込んでグラフを作成し、機器によって観測データに誤差があることも学びました。
実習後半は、練習船若潮丸に移動し、船で使用されている燃料の種類や色を観察し、エンジンの中で燃料が噴射される仕組みを学びました。また、船のエンジンの音や振動を測定後、陸上電源から船内電源に切り替わる際のブラックアウト(電源喪失)を体験しました。さらに、環境負荷軽減に対応する実習として、煙突から出る排気ガス濃度を測定し、船のプロペラを回したときにできる水流を観察しました。船内教室では商船学科教員より学科の研究事例の紹介などの講義を受講しました。
受講生からは、実習の中で疑問に思ったことを本校学生メンターや教員に活発に質問する様子が多く見られました。
若潮丸実習で得た観測データを班で共有しました
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観測データをエクセルに打ち込みグラフを作成しました
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学科学生・教員の研究事例の紹介
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燃料の色や粘度の違いなどを観察しました
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エンジン音の大きさや振動を測定し、 機関より放射される音、振動、熱を体感しました |
プロペラを回したときの水流の様子を観察しました
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