富山高専ジュニアドクター育成塾講座第3回「海洋科学実習①」(A:小学生チーム)を実施しました。
2020.10.21
令和2年10月17日(土)に富山高等専門学校射水キャンパス第1情報演習室において,ジュニアドクター育成塾の講座第3回「海洋科学実習①」(A:小学生チーム)を実施しました。
今回の実習では,以下の内容を実施いたしました。
- 前回(9月26日(土))実施した本校練習船若潮丸での海洋観測の振り返り
~研究の基礎となる観測野帳を完成させよう!~ - 海洋観測で使用した機器による計測誤差を確認
~もう一度いろんな場所を測って観察してみよう!~ - 水深による水温・塩分の変化や岸沖方向の海面水温の変化をグラフ作成により可視化
~グラフから何が読み取れるかな?どんな特徴があったかな?~ - 計測・分析機器の誤差についての講義
~測るってなに?誤差ってなに?~ - 本校商船学科における学生・教員の研究事例の紹介
~商船学科の研究に触れてみよう!~
受講生は自分たちの観測データで作成したグラフから読み取れたこと・発見した特徴について発表したり,その原因について考えたりすることを通して,富山湾の特徴や,それを正確に捉えるためには何が大切かを考えました。
観察すること,それらを記述することに取り組んだり,研究がどのように行われるかを学んだりと初めての経験が多い中,受講生は熱心に話を聞いて取り組んでいました。今回の収穫をこれからの研究で役立ててくれることを楽しみにしています。
放射温度計による温度測定と誤差観察の様子
「そこの温度は何℃かな?」
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観測で使用したプランクトンネット観察の様子
「どんな材質で作られているのかな?」
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塩分計の精度チェックに取り組む様子
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海面の様子から風力の推定にチャレンジする受講生
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観測データの可視化に取り組む受講生
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観測データから読み取れたことを発表する受講生
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