HOMEトピックス電池推進船「らいちょうⅠ」の遠隔操作実験を開催しました。

電池推進船「らいちょうⅠ」の遠隔操作実験を開催しました。

 平成30年7月31日(火),東京電力柏崎刈羽原発において、本校と東京海洋大学が共同で電池推進船「らいちょうⅠ」による遠隔操作実験を開催しました。原発事故が起きた際、放射性物質が海中にどれだけ拡散したかを調べるのに役立てる目的です。
 今回の実験は船を無線で遠隔操作し、海水の放射性物質の調査が可能かどうかを確かめました。陸上からコントローラーで船を操作し、複数のモニターで速度や位置を確認しながら、船首に取り付けた筒状の採水器を海中に複数回下ろし、海水をくみ上げました。
 東京電力などによると船を使った調査は有人の場合が多く、遠隔操作が可能になれば事故時の被曝を抑えられるとのことです。
 研究チーム代表である賞雅校長は「実験で動作に問題はなかった。今後は荒天時に安定して動くか確かめたい」と話しています。