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社会人向け公開講座「第3回循環型社会講座」を開催

 9月12日(木)、13日(金)の2日間にわたり、富山県民会館において、社会人向け公開講座「第3回循環型社会講座~環境負荷低減を目指したリサイクル技術~」を開催しました。
 本講座は、廃石膏ボードリサイクルの現状から、対策技術、再生石膏の品質管理及びマーケティングに至るまで、学内外の講師の最新の研究成果を交えて総合的に情報共有することを目的に開催し、北海道から沖縄まで、全国で廃石膏ボードリサイクルに従事している企業12社から14名の参加がありました。
 初日は、国立環境研究所主任研究員の遠藤和人氏をお迎えし、「廃石膏ボード及び建設廃棄物のリサイクルの現状と課題」について講演いただいた後、本校の袋布昌幹准教授が「廃石膏ボードの品質管理、環境負荷低減技術」について、宮重徹也准教授が「環境・廃棄物ビジネスと企業倫理」について講義を行いました。
 2日目は、本校の間中淳助教が「廃石膏ボードリサイクルと分析技術」について、清水真准教授が「リサイクルビジネスとマーケティング」について講義を行いました。最後の総合討論では、石膏ボード工業会の山崎良一郎氏から、「全国のリサイクルの動向と今後の課題」について話題提供いただき、講師と受講者を交えたディスカッションが行われました。受講者が現場で直面している課題、全国の現状を共有し、石膏ボードリサイクルの今後の方向性、あるべき姿について活発な議論が行われました。

総合討論の様子

総合討論の様子