10月9日に開催された開校記念事業について掲載しました
2009.11.17
富山高等専門学校 開校記念事業
日時 平成21年10月9日(金)
本校開校記念事業として10月9日、記念講演会、記念式典及び記念祝賀会が行われました。文部科学省、国土交通省、県内選出国会議員はじめ県内外の企業関係者、教育関係者など、多くの来賓の方々にご臨席いただき、高度化再編された新「富山高等専門学校」の門出を盛大に祝いました。
開校記念講演会
時間13:15~15:00 場所:富山市芸術文化ホール(オーバードホール)
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記念講演会には、本校学生(約1,700名)のほか、来賓の方々、教職員等約2,100名が参加しました。はじめに本郷・射水両キャンパス合同の吹奏楽部とコーラス隊(総勢約200名)による新校歌「われら未来へ」(作詞:片岡 輝 作曲:池辺晋一郎)の披露があり、続いて、学生がモデルとなって「進歩と伝統の融和」をテーマとした新制服の披露が行われました。この後、米田政明校長から「歴史的イベントに当事者として立会うことを嬉しく思い、明日からの新たな歴史を自らの手で創っていくことを誓います」との挨拶がありました。
講演会には、三菱総合研究所理事長(前東京大学総長)の小宮山宏氏を講師としてお招きし、「世界の中の日本 ~エンジニアの役割~ 」と題した講演がありました。この中で、小宮山氏からは、21世紀の人類が目指すべき社会に最も近いと言われる日本における科学技術の高度な発達と、今後の進むべき方向性が示され、これからの科学技術の展開は、若い研究者たちの崇高な意志と意欲に掛かっていると語られ、未来を担う学生たちに熱いエールが送られました。
小宮山宏先生の講演内容については、こちらでご覧いただけます(現在は公開しれていません)。
開校記念式典
時間:16:00~17:00 場所:富山自遊館1階自遊館ホール
記念式典には、200名を超える来賓の方々のほか、教職員が出席し、約400名で執り行われました。
はじめに、「新国立富山高専は、さらに有為な人材を地域に輩出し、地域社会から愛され続ける高専を目指して、教職員一同全力を尽くします」と宣言した米田政明校長の式辞に続き、独立行政法人国立高等専門学校機構(高専機構)林勇二郎理事長(代読:小田公彦高専機構理事)の式辞があり、来賓の方々の紹介のあと、来賓を代表して、川端達夫文部科学大臣(代読:加藤重治文部科学省大臣官房審議官)、石井隆一富山県知事(代読:植出耕一富山県副知事)、阪本敏章国土交通省海事局海技企画官、西頭德三富山大学長からそれぞれ祝辞をいただきました。いずれの祝辞も、これまでの伝統を継承しながら、持続可能社会の発展と地域社会に貢献していく新・国立富山高専のこれからに大きな期待が寄せられていました。
続いて、丁子副校長から新高専の概要について説明があった後、コーラス同好会による校歌及び学生モデルによる制服の披露が行われ、公募により採用された新校章の制作者である嶋田潤一氏(㈱アキデザイン)に賞状が、また校章デザインマニュアルを作成された㈱アキデザイン代表取締役社長の玉井晶夫氏、校歌作詞の片岡輝氏(作詞家・東京家政大学名誉教授)、作曲の池辺晋一郎氏(作曲家・東京音楽大学)、校歌制作にご尽力された㈱東京コンサーツ代表取締役の飯塚幹夫氏にそれぞれ感謝状が贈られました。
開講記念祝賀会
日時:18:00~19:30 場所:名鉄富山ホテル3階
式典に続き、市内の名鉄トヤマホテルにおいて、約170名の来賓の方々、本校教職員、合わせて約280名の参加者による開校記念祝賀会が開催されました。
米田校長から「地域に根差した新モデルの高専、国立富山高専誕生の実現に、各方面から多くのご支援・ご鞭撻をいただき、この日を迎えることができた」とのお礼の挨拶があり、林勇二郎高専機構理事長から「大いに地域の発展に寄与願いたい」との挨拶に続き、来賓を代表して森雅志富山市長、分家静男射水市長から「これまでの伝統を活かし、即戦力となる優秀な人材をさらに育成していただき、我々も地元の高専として、これからもできる限りの応援をしていきたい」との祝辞があった後、宮野兼美富山高専技術振興会会長から「新高専になり、一層地域の知的資源の活性化を図っていただきたい」との新高専への大きな期待を込めた祝辞を頂戴しました。
この後、来賓の方々の代表者及び本校教員等による鏡開きがあった後、田中正人富山県立大学長の発声により乾杯が行われ、和やかな歓談の中、新富山高等専門学校の開校を盛大に祝いました。