教員情報
横田 数弘教授
よこた かずひろ
修士(経済学),修士(教育学)
- 授業担当科目
- 歴史II,公共社会論,比較社会文化論,現代産業論,地域社会研究,技術者倫理・企業倫理
- 所属学会
- 日本地域経済学会,経済教育学会,地方史研究協議会,歴史学研究会,日本教育学会,早稲田大学公民教育研究会
- 専門分野
- 日本経済史(近現代),地域経済論,経済教育
- 校務分掌
- 電子情報工学科3年担任,バドミントン部顧問
- yokota[at]nc-toyama.ac.jp[at]の部分を@と変えてください。
研究テーマ
- 近現代日本経済史/地域経済論 : 地域社会の歴史的定性的調査研究(戦後日本における船員輩出地域の実態調査)
- 社会系教科教育 : 経済教育実践(経済学教育や経営学教育を含める)に関する理論的歴史的研究
技術相談分野
- 自治体史や社史の編集・調査・執筆(資料編・本編)について
- 「総合的な学習の時間」や社会科教育(主に経済教育)の理論・実践について
- 海事教育・海運経済教育の実践について
教育研究実績
- 「船員輩出地域としての新潟県―戦後各年の国勢調査報告による特徴点の把握」(『環日本海研究年報』21,2014年3月,pp.99-117)
- 「北陸四県の船員輩出地域ー第二次世界大戦後から現在に至る統計的概観」(『地域公共政策研究』22,2013年12月,pp.120-130)
- 商船高専キャリア教育研究会『船しごと、海しごと。』海文堂(2009年)(編著)
- 富山商船高等専門学校『富山商船百年史』(2007年)(編著<編集委員長>)
- 木村礎・桜井徳太郎・阿部猛・竹内誠編集代表『郷土史大辞典』朝倉書店(2005年)のなかの近代日本の社会史経済史の一部分を執筆。執筆項目は,絵葉書,お召列車,外国人労働者,懐中電灯,回転ずし,貸衣装,貸ビル,ガードマン,簡易裁判所,簡易宿泊所,共済組合,共同便所,共同募金,結婚式場,公営企業,公営住宅,公益質屋,工業団地,広告塔,公団住宅,十銭ストア,自動車教習所,週休二日制,庶民金融,人口調査,シンナー遊び,水力発電所,スクーター,スクランブル交差点,スプリンクラー,騒音防止条例,ダイレクトメール,宝くじ,ターミナル・デパート,駐車場,駐輪場,飛行場,ビジネスホテル,ファッション・ショー,風俗営業,ベンチャー企業,ラブホテル,リコール運動,レンタサイクルの44項目。
- 多摩市史編さん委員会『多摩市史通史編2近現代』東京都多摩市(1999年)。「食糧難と供出」665-676頁,「農地改革と農村生活」677-687頁,「戦後の多摩村政と観光地構想」701-714頁,「「ニュータウン開発」以前の農業」748-761頁,「ニュータウン開発より前の住宅開発」761-765頁,「多摩川砂利の採取」770-771頁,「川砂利採取の禁止と国鉄下河原線」772-775頁,「「ニュータウン開発」以後の農業」937-949頁,を執筆。
コメント
日本各地の船員輩出地域を調べています。北陸は北前船の伝統もあり、新潟県下越や石川県能登半島など、「船どころ」として知られる地域があちこちにありましたが、今や船員数は減るばかりで、過疎化も高齢化も深刻です。かつては船員がたくさん住んでいた、そんな「まち」や「むら」を訪ねて資料を集め、貴重な話を伺いに出歩いております。日本全体で見ても、船員数はかなり少なくなっています。日本人船員は、漁船員を含め、全部で7.7万人程しかおりません。そのうち、内航は約3.0万人で、外航にいたっては2,500人を割り込んでいます(全国の高専本務教員数4,400人よりも少ない!)。優秀な海技者を確保することが、喫緊の国家的課題になっています。こういった実務的要請にも応えられるよう、基礎研究に励んでゆく所存です。2013年6月23日付『北陸中日新聞』28面に、研究の一端が紹介されました。お読みいただけたら幸いです。