教員情報
袋布 昌幹教授
たふ まさもと
博士(工学)
- 授業担当科目
- 技術と環境,エコマテリアル特論,材料工学I,エコマテリアル等
- 所属学会
- The American Ceramics Society,日本セラミックス協会(生体関連材料部会評議員,北陸支部幹事,評議員),エコテクノロジー研究会(副理事長),無機マテリアル学会(評議員),日本分析化学会,廃棄物資源循環学会(東海・北陸支部常議員),大学等環境安全協議会(理事),日本水環境学会
- 専門分野
- 環境材料・リサイクル,無機材料・物性
- 校務分掌
- 校長補佐(研究開発共創担当)、研究開発共創センターセンター長、バドミントン部顧問
- 社会活動
- 筑波大学北アフリカ研究センター客員共同研究員,(国研)物質・材料研究機構リサーチアドバイザー,富山市環境審議会委員,富山市産業廃棄物処理施設審査会委員,富山県環境審議会廃棄物専門部会専門員,富山県産業廃棄物処理施設審査会委員,富山県環境科学センター外部評価委員会委員,(公社)富山県浄化槽協会制度管理委員会委員,NPO法人環境技術支援ネットワーク理事,(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構ピアレビューア 他
- tafu[at]nc-toyama.ac.jp[at]の部分を@と変えてください。
研究テーマ
- 生体内物質循環にヒントを得た新規環境技術の開発
- 高機能性リン酸カルシウムの開発と利活用
- 廃石膏ボードなど未利用資源のサーキュラーエコノミー,脱炭素に寄与する技術の開発
- 排水や汚染土壌中のフッ素化合物処理に適した機能性資材,技術パッケージの開発
技術相談分野
- 廃石膏ボードリサイクル(特に新規リサイクル技術)に関すること
- サーキュラーエコノミー,脱炭素技術に関連すること
- 小規模な排水(特にフッ素,リン)処理に関すること
- 機能性リン酸カルシウム塩の有効利用に関すること
教育研究実績
最近の主な原著論文
- M. Tafu, J. Nakamura, M. Tanii, S. Takamatsu, A. Manaka, “Improved On-Site Characterization of Arsenic in Gypsum from Waste Plasterboards Using Smart Devices”, Materials, 15(7), 2446 (2022) DOI: 10.3390/ma15072446.
- S. Takamatsu, F. Ninomiya, Y. Amamiya, S. Noguchi, M. Tafu, “Enhanced reactivity of apatite composite derived by phosphate treatment of gypsum with fluoride ions”, J. Cream. Soc. Jpn., 130(1), 113-117 (2022) DOI: 10.2109/jcersj2.21105
- N. Okajima, M. Tafu, T. Toshima, M. Takada, Y. Hagino, “Enhanced reactivity of dicalcium phosphate dihydrate with fluoride ions by coating with apatite nanoparticles”, J. Asian Ceram. Soc., J. Asian Ceram. Soc., 9(2), 498-506 (2021) DOI: 10.1080/21870764.2021.1891687.
- M. Tafu, N. Sasakawa, H.S. Murthy, S. Takamatsu, A. Manaka, M. Irie, T. Toshima, “Effective removal of fluoride and phosphate pollution using mixtures of dicalcium phosphate dihydrate (DCPD) and Tunisian reservoir sediment containing calcium carbonate”, Euro-Mediter. J. Environ. Integr., 5: 1 (2020) DOI: 10.1007/s41207-019-0135-8 他
著書
- M. Tafu, T. Toshima, “Production of dicalcium phosphate (DCPD) with controlled morphology and reactivity”, Chap. 3, ASM HANDBOOK Vol. 23A, “Additive Manufacturing in Biomedical Applications ” (Ed. by R. Narayan), ASM International, 2021 in press.
- M. Tafu, T. Toshima, “Nanoapatite formation on DCPD” in Chap. 8, Bioceramics: From Macro to Nanoscale. (Ed. by A. Osaka, R. Narayan,), Elsevier, pp. 159-174 (2020)
- M. Tafu, A. Manaka, “Immobilization of Fluoride and Heavy-Metals in Polluted Soil”, in Chap. 17, Environmental Remediation Technologies for Metal-Contaminated Soils (Ed. H. Hasegawa et al.), Springer, pp. 147-159 (2015) 他
特許
- 特許登録 US Patent8,333,908, EP EP2386331 B1, 特許 5158520号,4748608号,4719838号,4752038号他計16件,その他出願特許15件
代表として採択された競争的研究資金
- 科学研究費(基盤B : H19~21,H23~25,基盤C:H29〜31,若手B : H14~16,奨励A : H8),環境省科研費(H20~22,16~18),NEDO産業技術研究助成(H16~19),NEDO大学発事業創出実用化研究開発事業(H19~H21)など
受賞実績等
- 無機マテリアル学会第60回学術賞(R1年),(社)石膏ボード工業会 第34回石膏ボード賞・特別功労賞受賞(H24年),第3回モノづくり連携大賞・特別賞受賞(H20年),平成20および21年度産学官連携推進功労者表彰候補に推挙など
コメント
フッ素不溶化剤「Fクレスト(http://www.ecohard.jp/fcrest/fcrest.html)」や廃石膏ボードを原料とする土壌改良剤,エシカル緑化技術等を実用化・上市した実績などをベースに,国内外数十社との連携を常に構築しています。この連携を活かして地域の中小企業のイノベーションにKOSENがどのように貢献できるかを常に意識した人材育成,研究活動を行っています。
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