教員情報
西島 健一准教授
にしじま けんいち
博士(工学)
- 授業担当科目
- 電気電子基礎工学実験,システム工学実験Ⅱ,技術者倫理,電気磁気学Ⅳ,電気工学特講
- 所属学会
- 電気学会,パワ-エレクトロニクス学会,日本磁気学会
- 専門分野
- スイッチング電源,EMCノイズ
- 校務分掌
- 研究開発共創センターセンター員、バドミントン部顧問
- 社会活動
- 公益社団法人日本磁気学会 編集委員 電気学会 Society5.0に資する高周波マイクロ磁気デバイスの研究および実用化動向調査専門委員会委員
- nishijima[at]nc-toyama.ac.jp [at]の部分を@と変えてください。
研究テーマ
- スイッチング電源に関する研究
- EMCノイズに関する研究
技術相談分野
- スイッチング電源(AC/DCコンバータ、DC/DCコンバータ)
- 電子機器のノイズ対策
教育研究実績
- 網谷滉人,橋本竜大,西島健一,槇正史:「10~30MHz帯の雑音端子電圧ピーク発 生に関する検討」,パワ-エレクトロニクス学会誌,vol.49,pp.90-97(2024).
- 橋本竜大,西島健一:「実負荷の誤動作有無に基づいたスイッチング電源のイミュニティ性能」,パワ-エレクトロニクス学会誌,vol.48(2023).
- Tatsuhiro HASHIMOTO , Hiroto AMITANI , Kenichi NISHIJIMA , Masashi MAKI :A Study on Propagation of Conducted EMI Noise in 10M-30MHz Band,The 1st KOSEN Research International Symposium(KRIS2023),No.114(2023).
- 西島健一:「スイッチング電源ノイズとEFT/Bノイズが及ぼす負荷側への影響に関する検討」,パワ-エレクトロニクス学会誌,vol.46,pp.36-43(2021).
- 西島健一:「スイッチング電源に搭載したEMCフィルタの伝導EMIノイズ低減効果に関する検討」,パワ-エレクトロニクス学会誌,vol.45,pp.106-112(2020).
- 西島健一:「電子機器の小型化・低待機電力トレンドと新伝導EMI規格を両立するためのスイッチング電源の低ノイズ化に関する実験的検討」,パワ-エレクトロニクス学会誌, vol.44,pp.73-79(2019).
- 西島健一,池田愼治:「150kHz以下伝導EMIノイズ規制に対するスイッチング電源ノイズの低減化に関する検討」,パワ-エレクトロニクス学会誌, vol.43,pp.81-88(2018).
- 西島健一:「スイッチング電源装置および制御IC」,特許6819200,2021.
- 西島健一:「スイッチング電源の抵抗負荷におけるイミュニティノイズ評価・対策法の開発」,科研費 基盤研究(C),2020-2022,研究代表者
- 西島健一:「電源側と負荷側に分離した電子機器のイミュニティノイズ対策法の開発」,科研費 基盤研究(C),2023-2025,研究代表者
- 西島健一:「スイッチング電源ノイズ対策手法構築」,2018~,共同研究(コーセル株式会社)
注)経歴・業績などの詳細は,researchmap(リサーチマップ)を参照ください。
コメント
電子機器の心臓部に該当するスイッチング電源に関する研究を、本科生の卒業研究、専攻科生の特別研究、および地元企業との共同研究を通して実施しています。 高効率化、小型化、低ノイズ化(EMI:出すノイズ)、高耐久性(EMS:受けるノイズ)がキーワードです。
具体例として、現在のスマホの小型化は電源の小型化が大きく寄与しています。同時に、バッテリの時間が長く使えるためには、バッテリの高性能化だけでは不十分で、バッテリから電圧変換する電源回路(DC-DCコンバータ)の高性能化も不可欠です。今後、カーボンニュートラルを進める上で、エネルギーの有効利用はますます重要となるため、この技術を高める研究に貢献していきたいと考えています。
また、中小企業と大企業でそれぞれ約10年の研究・開発・設計から顧客技術サポートまでの技術者(エンジニア)経験があり、民間企業視点に立った技術相談にも対応できると思います。