学校案内 3つのポリシー 専攻科
令和5年8月10日現在
育成する人材像
基盤となる専門の視点から,社会実装に必要な他分野への興味関心を持ち,解決策を提案できる人材
ディプロマポリシー
富⼭⾼等専⾨学校は,専⾨知識・技術を有し,将来,研究開発やビジネスをリードする能⼒を有した⼈材の育成(創意・創造),⾃ら考え,主張し,⾏動する主体性を有した⼈材の育成(⾃主・⾃律),豊かな教養と倫理観を有し,他者や地球との共⽣の精神を有した⼈材の育成(共存・共⽣)を理念としている。富山高等専門学校専攻科ではこの理念を発展させた以下のような能力と素養を身に付けた学生に修了を認定する。
1 国内外の多様な社会で活用できる科学的知識とリベラルアーツを身に付けている。
2 高度な専門知識を修得し,その知識を応用・実践し社会実装できる。
3 自らの意見を表現するとともに,多様な人々との協働を可能にするコミュニケーション能力を身に付けている。
カリキュラムポリシー
【教育課程編成の方針】
ディプロマポリシーに掲げる3つの能力を学修するため,基礎科学やリベラルアーツ,専門科目,PBLや特別研究等がバランスよく配置されるように編成する。ディプロマポリシー1については各コースの開講科目の他,コース横断科目や学外単位も活用して,基礎科学およびリベラルアーツを広く学べるよう配置する。ディプロマポリシー2については準学士課程で修得した専門基礎科目の知識をベースに,さらに高度な専門知識を修得する科目やその専門知識を応用する科目を配置する。ディプロマポリシー3については企業や他の教育機関との共同教育,問題発見・解決力育成を目指したPBL教育(課題解決型教育),海外インターンシップ等の国 際教育を行う科目を配置する。
【教育・学習⽅法に関する⽅針】
・アクティブラーニングを取り込んだ科目を多数配置し,学生が主体的に学ぶ姿勢を身に付けさせる。
・実験・実習・演習を重視した教育により座学で学んだ知識を応用・実践できる能力を身に付けさせる。
・地域,企業等と連携した実践的な教育を取り込む。
・留学,インターンシップ等のプログラムを充実させ,学生が個々の資質・能力を伸ばす機会を与える。また,教員間の連携とFD/SD(教職員の能力・資質向上)活動により教育内容・方法の改善に努める。
【学習成果の評価の方針】(専攻科共通)
○各科⽬の到達⽬標,ルーブリック,教育⽅法,授業計画,評価⽅法をwebシラバスにより公開し,到達度を客観的に評価する。
1 講義・演習科⽬においては,科⽬ごとの到達⽬標を設定し,演習・レポートなどの平常の取り組みと定期試験の結果を総合的に勘案し,到達⽬標に対する到達度を評価する。
2 実験・実習およびプロジェクトベース科⽬などの実践的科⽬においては,科⽬ごとの到達⽬標を設定し,課題への取り組み状況,レポート,発表などを総合的に勘案し,到達⽬標に対する到達度を評価する。
3 特別研究においては,到達⽬標を設定し,研究成果をまとめた論文,研究発表,取り組み姿勢などを総合的に勘案し,到達⽬標に対する到達度を評価する。
○単位認定基準及び評語について
優:100~80点,良:79~70点,可:69~60点,不可:59点以下
アドミッションポリシー
富⼭⾼等専⾨学校は,次の3つを教育理念としています。
(1) 専門知識・技術を有し,将来,研究開発やビジネスをリードする能力を有した人材の育成(創意・創造)
(2) 自ら考え,主張し,行動する主体性を有した人材の育成(自主・自律)
(3) 豊かな教養と倫理観を有し,他者や地球との共生の精神を有した人材の育成(共存・共生)
富山高等専門学校専攻科では,この理念をより発展させた次のような人を求めています。
1. 専門の基礎学力を有し,さらに専門性を高め,実践力と応用力を身に付けたい人
2. 将来に夢を持ち,夢に向かって,自主的,継続的に努力できる人
3. 教養と倫理観を涵養し,グローバルな視野を有する専門家として貢献したい人
各専攻科の3つのポリシー
エコデザイン工学専攻
ディプロマポリシー(専攻科修了認定方針)
エコデザイン工学専攻では,「工学全般の基礎知識と優れた技術を有した技術者」,「環境に配慮した技術,すなわちエコテクノロジーを使うことのできる技術者」,「人・地球との共生の精神を有したグローバル技術者」の育成を目的としている。この技術者像を実現する道程として以下のような能力と素養を身に付けた学生に修了を認定する。
1 国内外の多様な社会で活用できるリベラルアーツと高い倫理観を有し,科学技術が社会や環境に及ぼす影響を理解している
2 高度な専門知識を体系的に修得し,その知識を応用・実践し社会実装できる
3 自らの意見を表現するとともに,多様な人々との協働を可能にするコミュニケーション能力を身に付けている
カリキュラムポリシー(教育課程方針)
【教育課程編成の方針】
ディプロマポリシーに掲げる3つの能力を修得するため,リベラルアーツや専門科目,問題発見・解決力育成を目指したPBL(Problem Based Learning)教育や特別研究等をバランスよく配置し,「エコデザイン工学」として高度化された複合教育を実施する教育課程を編成する。ディプロマポリシー1については一般教養科目の他,各専攻の区分以外の専門基礎科目や,専攻横断科目も活用して,基礎科学およびリベラルアーツを広く学べるよう配置する。ディプロマポリシー2については準学士課程で修得した専門基礎科目の知識をベースに,さらに高度な専門知識を修得する科目やその専門知識を応用する科目を配置する。ディプロマポリシー3については企業や他の教育機関との協働教育,PBL教育,海外インターンシップ等の国際教育を行う科目を配置する。
【教育課程内容・方法】
具体的には,教育目標に沿って以下のように教育課程を編成する。
1 リベラルアーツを学ぶために,数学物理,工学倫理,環境技術などに関する科目を編成する。
2 準学士課程で修得した専門基礎科目をさらに発展させた,機械工学・材料工学・電気電子工学・情報工学・応用化学に関する科目を編成するとともに,特別研究を通して,知識の応用・実践を経験させる。
3 文化の異なるコミュニティとの演習科目や,国内外のインターンシップ等の科目を編成し,広い視野とコミュニケーション力,問題発見・解決力を養う。
【学習成果の評価の方針】(専攻科共通)
○各科目の到達目標,ルーブリック,教育方法,授業計画,評価方法をwebシラバスにより公開し,到達度を客観的に評価する。
1 講義・演習科目においては,科目ごとの到達目標を設定し,演習・レポートなどの平常の取り組みと定期試験の結果を総合的に勘案し,到達目標に対する到達度を評価する。
2 実験・実習およびプロジェクトベース科目などの実践的科目においては,科目ごとの到達目標を設定し,課題への取り組み状況,レポート,発表などを総合的に勘案し,到達目標に対する到達度を評価する。
3 特別研究においては,到達目標を設定し,研究成果をまとめた論文,研究発表,取り組み姿勢などを総合的に勘案し,到達目標に対する到達度を評価する。
○単位認定基準及び評語について
優:100~80点,良:79~70点,可:69~60点,不可:59点以下
アドミッションポリシー
【求める学生像】(専攻科共通)
1. 専門の基礎学力を有し,さらに専門性を高め,実践力と応用力を身に付けたい人
2. 将来に夢を持ち,夢に向かって,自主的,継続的に努力できる人
3. 教養と倫理観を涵養し,グローバルな視野を有する専門家として貢献したい人
【入学者選抜の基本方針】
本専攻の教育を受けるのに必要な素養と基礎学力を有した学生を選抜するため,以下の方法で評価する。
〇推薦による選抜
出身学校長が責任をもって推薦した学生を対象として,推薦書,調査書,TOEICスコアおよび面接検査(専攻科目に関する口頭試問を含む)の結果を総合して判定する。
〇学⼒による選抜
調査書英語(TOEICスコアによる換算)および面接検査(数学および専門科目に関する口頭試問を含む)の結果を総合して判定する。
〇社会人特別選抜
調査書,英語(TOEICスコアによる換算)および面接検査(口頭試問を含む)の結果を総合して判定する。面接検査では,受験者が本専攻入学後に行いたい研究,もしくは関連する実務経験についてパワーポイント等を用いた5分程度のプレゼンテーションを行い,発表内容に関連する口頭試問を課す。社会人としての実務実績を基に更なる専門知識を修得しようとする意欲を判定する。
【入学までに身に付けて欲しい教科・科目等】
専門的な技術と知識を体系的に修得するため,本専攻希望の受験者は原則として次の学科を卒業又は卒業見込みの者,又は同等の内容のカリキュラムを実施している学科で学修した者とする。
機械システム工学科,電気制御システム工学科,物質化学工学科
高専本科で開講されている一般科目および専門科目はともに重要であり,同等の基礎学力を有することが必要である。また,学力検査で課している科目については,入学後の各専攻における講義・演習・実験および研究の基礎として特に重要であるため,確実に身に付けておくことを推奨する。
制御情報システム工学専攻
ディプロマポリシー(専攻科修了認定方針)
制御情報システム工学専攻では,ソフトウェア,電気電子,ネットワークの技術を身に付け,これらを有機的に結びつけることにより,身近な利便性・効率性・信頼性そして持続的社会形成を考慮した情報システム,電子知能システムあるいはそれらを複合・融合した電子情報システムが創生できる,以下のような能力と素養を身に付けた人材を育成することを目標とする。この技術者像を実現する道程として以下のような能力と素養を身に付けた学生に修了を認定する。
1 国内外の多様な社会で活用できる科学的知識とリベラルアーツを身に付けている。
2 ハードウェア,ソフトウェア,通信ネットワーク・システムの高度な専門知識を修得し,その知識を創造的技術開発に応用・実践し社会実装できる。
3 自分の意見を明確にしつつ,多様な人々との協働を可能にするコミュニケーション能力を身に付けている。
カリキュラムポリシー(教育課程方針)
【教育課程編成の方針】
ディプロマポリシーに掲げる3つの能力を学修するため,基礎科学やリベラルアーツ,専門科目,PBLや特別研究等をバランスよく配置し,身近な利便性・効率性・信頼性そして持続的社会形成を考慮した情報システム,電子システムあるいはそれらを複合・融合した電子情報システムを創生できる人材の育成を目指して以下に列挙する教育課程を編成する。ディプロマポリシー1については一般教養科目の他,各専攻の区分以外の専門基礎科目や専攻横断科目も活用して,基礎科学およびリベラルアーツを広く学べるよう配置する。ディプロマポリシー2については準学士課程で修得した専門基礎科目の知識をベースに,さらに高度な専門知識を修得する科目やその専門知識を応用する科目を配置する。ディプロマポリシー3については企業や他の教育機関との共同教育,問題発見・解決力育成を目指した特別研究やPBL教育(課題解決型教育),海外インターンシップ等の国際教育を行う科目を配置する。
【教育課程内容・方法】
具体的には,教育目標に沿って以下のように教育課程を編成する。
1 基礎科学を学ぶための数学物理をはじめ,国際的・社会的視野,倫理観を涵養するために,国際関係,地域社会研究,経営戦略,技術者倫理・企業倫理等の科目を編成する。
2 専門分野の高度な知識・技術を持つ技術者を育成するために,準学士課程で修得したプログラム設計能力・電子回路設計能力,通信ネットワークに関する知識やものづくり技術をベースに,これらの理論的な裏付けを行う科目,様々な応用システムに関する科目を編成する。
3 広い視野と柔軟な適応力を育成するために,企業や他の教育機関との共同教育,問題発見・解決力育成を目指した特別研究やPBL教育,海外インターンシップ等の国際教育を行う科目を編成する。
【学習成果の評価の方針】(専攻科共通)
○各科目の到達目標,ルーブリック,教育方法,授業計画,評価方法をwebシラバスにより公開し,到達度を客観的に評価する。
1.講義・演習科目においては,科目ごとの到達目標を設定し,演習・レポートなどの平常の取り組みと定期試験の結果を総合的に勘案し,到達目標に対する到達度を評価する。
2.実験・実習およびプロジェクトベース科目などの実践的科目においては,科目ごとの到達目標を設定し,課題への取り組み状況,レポート,発表などを総合的に勘案し,到達目標に対する到達度を評価する。
3.特別研究においては,到達目標を設定し,研究成果をまとめた論文,研究発表,取り組み姿勢などを総合的に勘案し,到達目標に対する到達度を評価する。
○単位認定基準および評語について
優:100~80点,良:79~70点,可:69~60点,不可:59点以下
アドミッションポリシー
【求める学生像】(専攻科共通)
1. 専門の基礎学力を有し,さらに専門性を高め,実践力と応用力を身に付けたい人
2. 将来に夢を持ち,夢に向かって,自主的,継続的に努力できる人
3. 教養と倫理観を涵養し,グローバルな視野を有する専門家として貢献したい人
【入学者選抜の基本方針】
本専攻の教育を受けるのに必要な素養と基礎学力を有した学生を選抜するため,以下の方法で判定を行う。
〇推薦による選抜
出身学校長が責任をもって推薦した学生を対象として,推薦書,調査書,TOEICスコアおよび面接検査(専攻科目に関する口頭試問を含む)の結果を総合して判定する。
〇学力による選抜
調査書,英語(TOEICスコアによる換算)および面接検査(数学および専門科目に関する口頭試問を含む)の結果を総合して判定する。
〇社会人特別選抜
調査書,英語(TOEICスコアによる換算)および面接検査(口頭試問を含む)の結果を総合して判定します。面接では,受験者が本専攻入学後に行いたい研究,もしくはそれに関連する実務経験について,パワーポイント等を用いた5分程度のプレゼンテーションを行い,発表内容に関連した事項についての口頭試問を課し,社会人としての業務実績を基にさらなる専門知識の習得に意欲を持つ学生を選抜する。
【入学までに身に付けて欲しい教科・科目等】
専門的な技術と知識を体系的に修得するため,本専攻希望の受験者は原則として次の学科を卒業又は卒業見込みの者,又は同等の内容のカリキュラムを実施している学科で学修した者とする。
電子情報工学科
高専本科で開講されている一般科目および専門科目はともに重要であり,同等の基礎学力を有することが必要である。また,学力検査で課している科目については,入学後の各専攻における講義・演習・実験および研究の基礎として特に重要であるため,確実に身に付けておくことを推奨する。
国際ビジネス学専攻
ディプロマポリシー(専攻科修了認定方針)
国際ビジネス学専攻では,ビジネスに関する高度な知識を身に付け,それを活用できる以下のような能力と素養を身に付けたビジネスパーソンを育成することを目標とする。この人材像を実現する道程として以下のような能力と素養を身に付けた学生に修了を認定する。
1 国内外の実社会において活用できる科学的知識とリベラルアーツを身に付けている。
2 ビジネス・情報処理の高度な専門的知識と能⼒を修得し,それらを実際のビジネスの場⾯で応用・実践することができる。
3 自分の意見を明確にしつつ,多様な人々との協働を可能にするコミュニケーション能力を身に付けている。
カリキュラムポリシー(教育課程方針)
【教育課程編成の方針】
ディプロマポリシーに掲げる3つの能力を学修するため,基礎科学やリベラルアーツ,専門科目,PBLや特別研究等をバランスよく配置し,高度なビジネス・情報処理の能力を修得し,地域や国際社会において活躍する創造的なビジネスパーソンを育成するため,以下列挙する教育課程を編成する。ディプロマポリシー1については,英語・文化・産業などにかかわる⼀般教養科目を配置し,幅広く高度な基盤的知識と能力が習得できるように編成する。ディプロマポリシー 2 については準学士課程で修得した専門基礎科目の知識をベースに,さらに高度な専門知識を修得する科目やその専門知識を応用する科目を配置する。ディプロマポリシー 3 については,問題発見・解決力育成を目指した特別研究やPBL教育(課題解決型教育),海外インターンシップ等の国際教育を行う科目を配置する。
【教育課程内容・方法】
具体的には,教育目標に沿って以下のように教育課程を編成する。
1 基礎科学を学ぶための数学物理をはじめ,国際的・社会的視野、倫理観を涵養するために,国際関係,地域社会研究,経営戦略,技術者倫理,企業倫理等の科目を編成する。
2 専門分野の高度な知識・能力を持つ国際的なビジネスパーソンを育成するために,準学士課程で修得した語学,経営にかかわる知識,情報処理能力をベースに,これらのより高度な科目,様々な応用を実践する科目を編成する。
3 広い視野と柔軟な適応力を育成するために,企業との共同教育,問題発見・解決力育成を目指した特別研究やPBL教育,海外インターンシップ等の国際教育を行う科目を編成する。
【学習成果の評価の方針】(専攻科共通)
○各科目の到達目標,ルーブリック,教育方法,授業計画,評価方法をwebシラバスにより公開し,到達度を客観的に評価する。
1.講義・演習科目においては,科目ごとの到達目標を設定し,演習・レポートなどの平常の取り組みと定期試験の結果を評価し,到達目標に対する到達度を評価する。
2.実験・実習およびプロジェクトベース科目などの実践的科目においては,科目ごとの到達目標を設定し,課題への取り組み状況,レポート,発表などを合わせ,到達目標に対する到達度を評価する。
3.特別研究においては,到達目標を設定し,研究成果をまとめた論文,研究発表,取り組み姿勢などを合わせ,到達目標に対する到達度を評価する。
○単位認定基準および評語について
優:100~80点,良:79~70点,可:69~60点,不可:59点以下
アドミッションポリシー
【求める学生像】(専攻科共通)
1. 専門の基礎学力を有し,さらに専門性を高め,実践力と応用力を身に付けたい人
2. 将来に夢を持ち,夢に向かって,自主的,継続的に努力できる人
3. 教養と倫理観を涵養し,グローバルな視野を有する専門家として貢献したい人
【入学者選抜の基本方針】
〇推薦による選抜
推薦書及び調査書ならびに面接の結果を評価して選抜する。
〇学力による選抜
調査書,英語 (TOEIC換算) および学力検査 (小論文) の結果を評価して選抜する。
〇社会人特別選抜
英語 (TOEIC換算),学力検査 (小論文),面接の結果を評価して選抜する。
【入学までに身に付けて欲しい教科・科目等】
専門的な技術と知識を体系的に修得するため,本専攻希望の受験者は原則として次の学科を卒業又は卒業見込みの者,又は同等の内容のカリキュラムを実施している学科で学修した者とする。
国際ビジネス学科
高専本科で開講されている一般科目および専門科目はともに重要であり,同等の基礎学力を有することが必要である。また,学力検査で課している科目については,入学後の各専攻における講義・演習・実験および研究の基礎として特に重要であるため,確実に身に付けておくことを推奨する。
海事システム工学専攻
ディプロマポリシー(専攻科修了認定方針)
海事システム工学専攻は,「地球・海洋環境の視点や倫理観,国際性を兼ね備える技術者」「海事関連技術の発展や新機軸の創造に寄与できる技術者」「海事産業における課題に対して,分野を超えて協働し解決に導くことができる技術者」を育成することを目的としている。この技術者像を実現する道程として,以下のような能力と素養を身に付けた学生に修了を認定する。
1 国内外の多様な社会で活用できる科学的知識とリベラルアーツを身に付けている
2 商船学,航海学,機関学の高度な専門知識を体系的に習得し,その知識を海事産業の各分野において応用・実践し社会実装できる
3 自らの意見を表現するとともに,多様な人々との協働を可能にするコミュニケーション能力を身に付けている
カリキュラムポリシー(教育課程方針)
【教育課程編成の方針】
ディプロマポリシーに掲げる3つの能力を学修するため,基礎科学やリベラルアーツ,専門科目,PBLや特別研究等をバランスよく配置し,「商船学」として高度化された複合教育を実施する教育課程を編成する。ディプロマポリシー1については一般教養科目の他,各専攻の区分以外の専門基礎科目や専攻横断科目も活用して,基礎科学およびリベラルアーツを広く学べるように配置する。ディプロマポリシー2については準学士課程で修得した専門基礎科目の知識をベースに,さらに高度な専門知識を修得する科目やその専門知識を活用する科目を配置する。ディプロマポリシー3については企業や他の教育機関との共同教育,問題発見・解決力育成を目指したPBL教育(課題解決型教育),海外インターンシップ等の国際教育を行う科目を配置する。
【教育課程内容・方法】
具体的には,教育目標に沿って以下のように教育課程を編成する。
1 基礎科学およびリベラルアーツを学ぶために,数学や物理,技術者倫理等の科目を設置する。
2 準学士課程で修得した専門基礎科目をさらに発展させた,商船学・航海学・機関学に関する科目を編成するとともに,特別研究を通して知識の応用・実践を経験させる。
3 背景の異なるコミュニティとの協働教育,問題発見・解決力育成を目指したPBL教育,インターンシップ等の科目を編成し,広い視野とコミュニケーション能力を養う。
【学習成果の評価の方針】(専攻科共通)
○各科目の到達目標,ルーブリック,教育方法,授業計画,評価方法をWebシラバスにより公開し,到達度を客観的に評価する。
1 講義・演習科目においては,科目ごとの到達目標を設定し,演習・レポートなどの平常の取り組みと定期試験の結果を総合的に勘案し,到達目標に対する到達度を評価する。
2 実験・実習およびプロジェクトベース科目などの実践的科目においては,科目ごとの到達目標を設定し,課題への取り組み状況,レポート,発表などを総合的に勘案し,到達目標に対する到達度を評価する。
3 特別研究においては,到達目標を設定し,研究成果を取りまとめた論文,研究発表,取り組み姿勢などを総合的に勘案し,到達目標に対する到達度を評価する。
○単位認定基準および評語について
優:100~80点,良:79~70点,可:69~60点,不可:59点以下
アドミッションポリシー
【求める学生像】(専攻科共通)
1. 専門の基礎学力を有し,さらに専門性を高め,実践力と応用力を身に付けたい人
2. 将来に夢を持ち,夢に向かって,自主的,継続的に努力できる人
3. 教養と倫理観を涵養し,グローバルな視野を有する専門家として貢献したい人
【入学者選抜の基本方針】
本専攻の教育を受けるのに必要な素養と基礎学力を有した学生を選抜するため,以下の方法で評価する。
〇推薦による選抜
出身学校長が責任をもって推薦した学生を対象として,推薦書,調査書,TOEICスコアおよび面接検査(専門科目に関する口頭試問を含む)の結果を総合して判定する。
〇学力による選抜
調査書,英語(TOEICスコアによる換算)および面接検査(数学および専門科目に関する口頭試問を含む)の結果を総合して判定する。
〇社会人特別選抜
調査書,英語(TOEICスコアによる換算)および面接検査(口頭試問を含む)の結果を総合して判定する。面接検査では,受験者が本専攻入学後に行いたい研究,もしくは関連する実務経験について5分程度のプレゼンテーションを行い,発表内容に関連する口頭試問を課す。社会人としての業務実績を基に更なる専門知識を修得しようとする意欲を判定する。
【入学までに身に付けて欲しい教科・科目等】
専門的な技術と知識を体系的に修得するため,本専攻希望の受験者は原則として次の学科を卒業又は卒業見込みの者,又は同等の内容のカリキュラムを実施している学科で学修した者とする。
商船学科
高専本科で開講されている一般科目および専門科目はともに重要であり,同等の基礎学力を有することが必要である。また,学力検査で課している科目については,入学後の各専攻における講義・演習・実験および研究の基礎として特に重要であるため,確実に身に付けておくことを推奨する。