本事業のサブプロジェクト:「3. 新たな海事技術者を確実に継続的に育成し得る高質な海事教育システム」の事業項目として、4連携機関の協力を得て、「海事教育セミナー」を企画・開催しました。
新たな海事教育システムの1つである産学協働教育の試みとして、本プロジェクトの連携機関である一般社団法人日本船主協会様、一般社団法人全日本船舶職員協会様,全日本海員組合様,国際船員労務協会様が商船学科・学生に直接語りかけるセミナーを初めて開講しました。
本セミナーは、以下に示すように、4連携機関の講演を5高専・商船学科学生にGI-NET(遠隔講義システム)で配信した講演会と富山高専・商船学科の2,3年生に直接話した講演会の2種類のセミナーから構成され、高専・商船学科における今後の産学協働教育の方法・内容等について検討するための試みでもあり、セミナー毎に学生にアンケートを行うとともに、全セミナー終了後に検討会も行いました。
学生アンケートの解析結果は今回のセミナーが学生のキャリアデザインや学業へのモチベーション向上に有用かつ有効であること示しており、全セミナー終了後の検討会では学生と教育現場が産業界に触れること、産業界が学生と教育現場を視察することなどの相互の理解と交流の重要性を再認識したとの意見が多く、有意義な実り多いセミナーとなりました。
今後、学生アンケートの詳細な解析結果、検討会の意見などをまとめ、報告書として関係者に配布するとともに、これからの海事界における産学協働教育の在り方を含む「新たな海事教育システムの構築」に向けて、本セミナーで得られた知見等を活かしていくことを計画しています。
文末でありますが、本セミナー開催にご協力いただいた4連携機関の講師の方々、並びに、5高専・商船学科の教職員の方々に深くお礼申し上げます。
「海事教育セミナー」 - 産学協働教育の試み-
(1) 5校共通海事教育セミナー 10 月21日(水) 16:00~17:15
5校共通の海事教育セミナーをGI-NET(遠隔講義システム)を用いて実施した。
1-1 セミナー・テーマ: 「海事教育セミナー - 海事技術者の今、魅力と途 -」
海事技術者へのモチベーション向上を目指し、海事技術者の現状、その魅力、
海事技術者になるための途について、4連携機関が講演した。
1-2 講演メディア: | GI-NET(遠隔講義システム)による5校講演(富山講演の4校配信) | ||
1-3 聴講者: | 5連携校・商船学科学生(1~5年) 約464名 | ||
1-4 講師: | 日本船主協会 | 常務理事 | 田中俊弘 様 |
全日本船舶職員協会 | 会長 | 岩田 仁 様 | |
全日本海員組合 | 執行部員 | 森田 幹 様 | |
先任事務職員 | 土屋文平 様 | ||
国際船員労務協会 | 事務局次長 | 堀江貴義 様 | |
1-5 講演次第: | 4連携機関各15分、講演終了後(Q/A、学生アンケート) |
富山高専商船学科学生を対象とした海事教育セミナーを実施した。
2-1 セミナー・テーマ: 「富山高専・海事教育セミナー - 海事技術者への学び -」
海事技術者になるために何をどのように学ぶべきか、学びの道筋等を、船主協会様が具体的に紹介した。
2-2 場所: | 総合メディア教室 | ||
2-3 聴講者: | 富山高専・商船学科学生(2,3年) 80名 | ||
2-4 講師: | 日本船主協会 | 常務理事 | 田中俊弘 様 |
2-5 講演次第: | 日本船主協会(60分)、Q/A(20分)、講演終了後(Q/A、学生アンケート) |
(1) 5校共通海事教育セミナー 10月21日(水) 16:00~17:15
![]() 日本船主協会 田中俊弘 様 |
![]() 全日本船舶職員協会 岩田 仁 様 |
![]() 全日本海員組合 森田 幹 様 |
![]() 全日本海員組合 土屋文平 様 |
![]() 国際船員労務協会 堀江貴義 様 |
![]() 富山会場 |
(2) 富山高専における海事教育セミナー 10月22日(木) 3・4限10:40~12:10
![]() 日本船主協会 田中俊弘 様 |
![]() 講演 |
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