水曜日, 2 月 03rd, 2010 | Author: admin

カウンセラーによる心理講座1実施日時:2010年2月3日(水) 15:10~16:10
講演担当:道文心理研究所 大津先生
タイトル:デートDVって知ってますか?<恋する若者たちのために>

このたび学生支援プログラム企画の一環として、3名のカウンセラーさんによる心理講座を実施しました。
今回はその中でも3年物質工学科での実施分について報告します。

担当は大津先生、テーマは「デートDV」

カウンセラーによる心理講座2最近若者の中で急増してきている「デートDV」についてお話をいただきました。高校3年生にあたる多感なクラスにはもってこいの話題であるかと思います。

まずは、「デートDV」の定義からです。
DVと聞くと重苦しく特別な印象を受けますが、その定義としては、暴力はもちろん、相手を無視する、怒鳴る、バカにする、否定する、など誰でも心当たりがあるようなことも多く含まれています。
話を聞いた学生の中には「えっそんな事もDVに入るの?」と絶句する人もいました。

続いてDVに対する自己チェックです。先生が持参されたチェックシートをもとに簡単な意識調査をしてみます。

  1. DVは大人の問題。高校生にはおこらない。
  2. もしデート中に暴力を振るわれたら、即、分かれるはずだ。
  3. 多少の暴力があっても、普段仲良く見えるのならDVではない。

…など計16項目についてチェックしていきます。
ちなみにチェックの数が多いほどDVにおちいる危険性が高いとの事。だんだんと進むにつれて、顔色が変化する学生もいました。
自分としては心当たりがないのに何故かチェックがついてしまう、そんな状況なのでしょうか?

意識調査が終わったところでロールプレイ

カウンセラーによる心理講座3クラスの代表者2名に前に出てきてもらい寸劇形式のロールプレイが始まりました。
照れくさそうに先生から渡された台本を読みながらロールプレイは進みました。
これは男女のカップルで起こりがちなDVにつながるやり取りを実際に演じて、あるいはそれを見て、その態度、行動について知る目的があるそうです。
普段何気なく交わすやり取りの中にDVにつながるきっかけが多く含まれていることを実感させられます。
相手からの束縛感、それに対する我慢、など要求する方にもされる方にも問題があるのだなと。

対等な関係を築き上げていくことの大切さ

カウンセラーによる心理講座4その後先生から、お互いに対等な関係を築き上げていくことの大切さについて講義がありました。

  1. 暴力は許されない行為であることを認識する。
  2. 暴力容認といった間違った知識を学び落とす。
  3. 自分も相手も尊重しあうことを学ぶ。
  4. 自分の気持ちに気づき、それを相手に伝えるコミュニケーション力をつける。

特に若い人たちにとって4については不足しがちであり、大事なのだとの事。
相手を尊重するだけではなく、自分の気持ちにも焦点をあわせて正直に思いを相手に伝える言い方、これをI(アイ)メッセージと呼ぶそうです。
これに対して、自分の事は棚に上げて、相手に焦点を合わせて相手の事だけを言うことをYOUメッセージというそうです。
普段の会話の内容についてIメッセージに変えるだけで、DVの発生を予防できるという事、またDVを受けた、あるいは受けている子がいたら必ず誰かに相談して欲しいという事を切々と訴えられて心理講座は終了しました。

今回の講演を聞いて

なるほどと納得する学生、何か心に含んで口に出さない学生、中には「こんなことまで気にしてたら、人づきあいなんて出来ない!」と叫ぶ学生、様々な意見、受け止め方があったようです。
いずれにしても多感な学生さん達の心に「デートDV」について何らかの意識をもたらし、それについて考える良いきっかけになったことは間違いないことだと思います。

報告者:中島栄次

Category: 活動報告
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