木曜日, 2 月 04th, 2010 | Author: admin

H22年2月3日(水)16:30~18:00に行われた、遊-友-YOU放課後塾企画「金・銀から学ぶナノテクノロジー」の実施報告です。

放課後塾の講師は物質工学科の間中先生

マスターは間中先生集まった学生は物質工学科を中心とした14人で、うち女子が5人でした。
まずは間中先生、パワーポイントで銀の特性やナノテクノロジーの現在と未来について、解説されました。

銀の特性:抗菌、防汚など

ナノ粒子が使われている意外な分野:建築材料、シャンプー(ヒアルロン酸)、電子部品。
ナノ粒子の未来の可能性:医療の診断・治療分野。ナノ診断チップやドラッグデリバリーシステムの研究に利用・期待されている。
これまでの使われ方:中世より教会のステンドグラスに金のナノ粒子が使われてきた。現在だと自動車のボディの着色にも。金は錆びないので輝きが安定して長持ちする。

銀粘土の成分について

銀粘土キット一式今回の放課後塾のために、銀粘土および焼成器具、ヘラやヤスリなどが用意されました。
銀粘土には、銀と水の他に結合材(バインダー)が含まれていますが、この結合材はなんと、企業秘密なのだそうです。
先生がおっしゃるには、粘土の練りやすさとか、熱を加えて銀の塊にする課程で水分を安定して蒸発させさせる機能や、焼成後のヒビ割れを防ぐなどの成分上の工夫、仕上がりの美しさを保つための何か見えない何か、そういったところに秘密があるのでは・・・ということでした。

作る前の注意

手袋は必須「粘土なので好きなかたちに加工できるが、造形は素早く行って欲しい」
「かたちが出来たら、十分乾燥させる。乾燥後は体積が10-15%縮むので、指輪を作る人は2-3号大きめにしないとはまらなくなる」
「特に事故には十分に気をつけて。白衣、ゴーグル、手袋を着用。手袋をしないと金属アレルギーがでるかも」
「やけどは気を抜いたときに起こりやすい。特に焼き終わったあとの取り出し時とか、その時に使った道具を側に置いてたりすると、つい触ってしまう。気をつけて」

マスターのアドバイスをしっかりと理解して、さあスタートです。

作り方(リングを例として)

自分の指のサイズで作る1.自分の指のサイズをリングゲージで測る。
2.粘土をこねてヒモを作る。
3.用意した木心棒にヒモを巻いて繋げ、リングにする。
4.水で馴染ませながら形を整え、へらで模様を付ける。
5.ドライヤーで乾燥させる。
6.ポットで焼く。
7.スポンジややすりで磨いて仕上げる。
8.いぶし銀にしたい人は専用液を使ってさらにいぶし、洗い、乾燥する。

傍らで見ていると、一番苦労していたプロセスは2-4。乾燥してひび割れがちになる粘土と、思い通りの造形を作りたい作者の気持ちが、葛藤しておりました。
5-8については道具も揃っており、またマスターの指導も丁寧だったためか焼成後の崩壊も無く、心配していた怪我もありませんでした。
普段からアクセサリに親しみ目が肥えているせいか、男子学生よりも女子学生の方が、自分が望むデザインを早く決め、制作もイメージ通りに進んでいたようです。

できあがった作品

見事な仕上がりに満足!スプーン、将棋の駒、リング、ペンダントヘッド、携帯ストラップ用のアクセサリなど、それぞれが工夫を凝らして作りました。
中には、バレンタインを意識してか、ハート型や十字架に挑戦する学生もおりました。
仕上げを丁寧にすると、すばらしい光沢が得られます。お店顔負け!

「温泉に入るときは、変色するから外してね」と、間中先生。

おもしろかった? それなら家でも作ってみよう!

どう使おう、誰にあげよう?今回使用した、三菱マテリアル(株)の純銀粘土(PMC)は、画材やホビーのショップやインターネットで気軽に入手できるそうです。値段は1,600円くらい。ちなみに金だとこの10倍くらいだそうです。
また、銀粘土は低い温度で焼成できるので、家庭で作る場合はガスコンロもOKとのこと。
バレンタインデーまであと10日・・・あなたも世界でひとつだけのアクセサリを作って、大事な人にプレゼントしてみませんか?

フォト・ギャラリー

粘土は以外と小さく、消しゴムのよう

小さな粘土はまるで消しゴム

真剣そのもの

真剣そのもの

バレンタインデーに向けて!

バレンタインデーに向けて!

間中先生の試作品

間中先生の試作品

ドライヤーで乾燥。指が熱い。

ドライヤーで乾燥。指が熱い

乾燥したらいよいよ焼成

乾燥したらいよいよ焼成

さながら、美術工房

さながら、美術工房

銀匙とキノコ

銀匙とキノコ

将棋の駒、もちろん銀将。

将棋の駒、もちろん銀将

いぶし溶剤は毒薬のような色

いぶし溶剤は毒薬色

錬金術師になった気分

錬金術師になった気分

Category: 活動報告
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