世界に学び地域に還す,ものづくり環境教育 〜多文化共生・持続的社会の実現に向けた技術者の使命を学ぶための〜

富山工業高等専門学校と富山商船高等専門学校は、
2009年10月1日に高度化再編し、富山高等専門学校が誕生しました。

授業へのESD導入:化学実験におけるESDの導入 〜持続可能な社会を考えるきっかけを作る取り組み〜

日時
平成22年1月28日(木)~平成22年2月15日(月)
場所
本郷キャンパス 物理実験室
履修学生
電気工学科・環境材料工学科2年生(80名)
科目名
物理
担当
山腰等,伊藤通子
目的および内容
1. 目的
放射線の実験/霧箱を作り放射線の飛跡を観察

 低炭素化社会構築をめざす我が国のこれからの技術者には,特にエネルギー問題への取り組みに対する資質が不可欠であるとの視点から,現代GPでは,エネルギー問題に直接切り込む「社会参画・体験型」の教育プログラムを開発した。このような社会問題を考えるための絶対条件となるエネルギー基礎教育の充実をはかるため,低学年における一般物理におけるエネルギー基礎教育を導入することを目的とした。
2. 内容
開発中の自作オリジナルテキストの例

 「エネルギーと仕事」および「放射線の性質と利用」から合計7テーマの実験を行った。高学年で低炭素化社会を目指すための持続可能なエネルギー供給と技術開発に関する専門を学ぶための基礎となる,エネルギーに関する概念的理解をねらった実験を,次の通り組み立てた。
エネルギーと仕事
 (1)物体の運動とエネルギーⅠ
 (2)物体の運動とエネルギーⅡ
 (3)落下と力学的エネルギー
 (4)衝突と力学的エネルギー
放射線の性質と利用
 (1)スパークチェンバーによるα線のエネルギー測定
 (2)β線の吸収に関する実験
 (3)霧箱作成による放射線の飛跡の観察と放射線の性質
3. 総括
 今後の方向性は,本授業と相補的な「社会参画・体験型」の教育プログラムを開発すること,また,高学年で行われている専門的な授業との連携をはかり,高等専門学校の特徴である5年一貫教育を生かしたエネルギー教育として構築することである。
2010.2.3