世界に学び地域に還す,ものづくり環境教育 〜多文化共生・持続的社会の実現に向けた技術者の使命を学ぶための〜

富山工業高等専門学校と富山商船高等専門学校は、
2009年10月1日に高度化再編し、富山高等専門学校が誕生しました。

HESDフォーラム2008

担当
伊藤通子(富山工業高等専門学校)
 2008年12 月13日(土)立教大学池袋キャンパス、太刀川記念館にて、HESDフォーラム2008「サステナビリティに向けた大学教育の挑戦~カリキュラムと連携の在り方~」が開催された。
 これは、国内の高等教育機関におけるESDへの取り組みを共有し、「ESDカリキュラムの制度化」および「大学間連携の在り方」にテーマを絞り、今後のHESD(=Higher Education for Sustainable Development)の方向性も含めて協議を行うことを目的にしており、プログラムは次の通りであった。
 立教大学総長・大橋英五氏による挨拶の後、立教大学ESDセンター長、立教大学社会学部教授・阿部治氏より趣旨説明があった。その後、セッション1として、各大学からの実践報告が行われ、本取り組みもここで成果発表を行った。
 午後は、セッション2「カリキュラムと連携の在り方」を、2つの小テーマ《2-1》カリキュラムにおけるESDの制度化について、および《2-2》連携の在り方について に分けて議論した。最後に、セッション3「全体会~HESDの今後の体制について」が話し合われ閉会、レセプションへと続いた。
 各大学の発表は、発表数が多かったため短時間の内容となった。しかしながら、日本全国から多様な大学が集まるHESDにおいて、様々な取り組みを知り課題を共有することで、本校の取り組みにも活かせる点が得られた。
 これまでの2年間の実施をふまえていくつかの課題が挙げられるが、最重要なものはGP終了後の正課教育への導入である。その方策はESDに関する科目の新設ではなく、既存の科目へ導入できる教材や教育プログラムの開発および、課外活動としての単位化を目指していることを発表した。3年目の取り組みでは、小学生から社会人までの種々のレベルに適応するよう開発を進めているロボットカーを教材としたエネルギー教育プログラムや、ペルチェモジュールや吸水性ポリマー等を使った実験プログラムで、機械系、電気系、化学系の既存の授業への導入を試みる。また、倫理社会や英語など文系の授業へ導入できる教育プログラムの開発も進めている。
課外活動として単位化では、エコツアーや交流学習を発展させ、海外インターンシップとして単位化の道を探る計画である。また、特に低学年の特別教育活動(ホームルーム)に導入できる体験型の教育プログラムの開発にも取り組む計画である。
2008.12.12