世界に学び地域に還す,ものづくり環境教育 〜多文化共生・持続的社会の実現に向けた技術者の使命を学ぶための〜

富山工業高等専門学校と富山商船高等専門学校は、
2009年10月1日に高度化再編し、富山高等専門学校が誕生しました。

参加報告:ESD講座(石川県広坂庁舎)

日時
2008年10月25日(土)
会場
石川県広坂庁舎
参加者
伊藤通子(富山工業高等専門学校 技術専門職員)
大学コンソーシアム石川が主催する,学校教師を中心とする北陸におけるESD普及のための仕組みづくり事業「子孫が安心して暮らせるような持続可能な社会に向けた教育」ESD講座に参加した。
ESDとユネスコスクールの活用
文部科学省国際統括官付企画係 田淵敬一氏
ユネスコが国際主導機関として進めている「国連持続可能な開発の10年」の経緯や,ESDの概念,ユネスコスクールなど国際的な取り組みの状況,およびESD推進に向けた文部科学省の種々の取り組み等について説明があった。
石川県における学校の取組み事例紹介I 白山市立明光小学校の「命の授業」
白山市立明光小学校教諭 松下浩一氏
小学校におけるESDの取組みとして,持続可能な社会をどうやって作ればいいのかについて考えさせるために,地域や世界で起こっていることを共感,感動,体験を通して学びながら,子どもたちの価値観や姿勢に変化をもたらしていく授業について報告があった。
石川県における学校の取組み事例紹介II 石川工業高等専門学校の「河北潟の浄化プロジェクト」
石川工業高等専門学校 環境都市工学科 講師 高野典礼氏
河北潟という地域の自然を教材にして,その歴史,役割,文化との関わり,環境保全状況等を総合的に調査しながら,実際に地域の人々や小学生と触れ合う中で,学生が技術者としての総合的な力をつけていく過程について報告があった。
意見交換会
会場には,福井県,石川県,富山県の北陸3県から,企業,行政,大学教員,教育委員会,NPO等,さまざまな分野に所属する人が参加しており,ESDについて基本的な話から具体的な話まで活発に意見交換がなされた。
ESDはわかりにくい概念のように感じるが,事例紹介を通して,共通のものが見えてくるという意見が多かった。目的については本来の教育の目的を現代社会において捉えなおすことだという意見が出され共感を得ていた。キーワードは,地域社会を舞台としながら世界とのつながりを見出す,体験型の学びの場づくり,生きる力と価値観,などが挙げられていた。
2008.10.25