世界に学び地域に還す,ものづくり環境教育 〜多文化共生・持続的社会の実現に向けた技術者の使命を学ぶための〜

富山工業高等専門学校と富山商船高等専門学校は、
2009年10月1日に高度化再編し、富山高等専門学校が誕生しました。

海外視察:英国北アイルランドESD共同教育打ち合せ報告

日時
2008年5月25日(日)~5月29日(木)
訪問先
Ballyclare Secondary School(バリークレア中高等学校)
Ballyclare Primary School(バリークレア小学校)
Queens University of Belfast(クイーンズ大学)
訪問者
成瀬喜則(富山商船高等専門学校 教授)
丁子哲治(富山工業高等専門学校 教授)
訪問目的
・富山商船高専・富山高専がバリークレア中高等学校と共同で環境教育,ICT教育を効果的に行う
・両高専に隣接する小学校同士の交流活動を支援する
・大学との連携を促進する
Ballyclare Secondary School(バリークレア中高等学校)
学校長,教頭と今後の共同学習の方法について協議を行った。バリークレア中高等学校では,以前より環境問題をテーマに教育を行っており,両高専で行っている活動内容と擦り合わせをすることによって,共同学習が可能であることがわかり,今後,継続して協議を進めることになった。
これまで富山商船高専とバリークレア中高等学校の間で,教職員・学生が相互に訪問して交流を行ってきた。今後,この人的交流を継続するために,財政的な課題,交流テーマの確立が必要となる。また,2008年10月に北アイルランドから教員,生徒11名を受け入れるための打ち合わせのほか,保護者対象に本事業の目的や必要な事務手続きについて説明を行った。
Ballyclare Primary School(バリークレア小学校)
小学校同士の国際交流活動を支援するために,表敬訪問を行った。教頭と簡単な協議を行い,今後の交流のための条件整備を行った。ICTを使った交流はもちろんのことであるが,児童の作品交換も有効であることを確認したが,実際に交流を進める上でいくつかの課題が存在することも明らかになった。
Queens University of Belfast(クイーンズ大学)
大学との共同研究や教育連携を模索する上で,QUESTOR Centre がQueens Universityでエネルギー問題,環境問題を扱うセンターとして重要な位置を示すことから,ディレクターであるDr. Wilson McGarel氏からセンターの概要,企業との連携研究の実態についてプレゼンテーションをしてもらった。
さらに,Wave-powered Renewable Energy labで,海底波のエネルギー変換の実験装置の見学を行ったり,Dr. John Stewart氏とOdour Modelling/Air Quality Modelling researchで空気清浄のモデリングについても意見交換を行った。
今後の課題
バリークレア中高等学校との共同学習の可能性が広がるとともに,具体的な方策について協議する地盤が固められた。今後,協議をすすめるにあたり,以下の課題が浮き彫りにされた。
  • 学校間の交流学習や共同教育を継続するためには,人的交流を含めた活動を行っていく必要がある。そのための費用の確保をどのようにするか。
  • 大学との共同研究においては,企業との連携も必要である。Queens Universityでは早くから積極的な企業連携活動を行っている。
  • 工学的な分野での環境問題への取り組みの可能性を見つけることができた。今後,参加教員を拡大して大きな流れにしていきたい。
2008.5.29
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