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HOME > ネットワーク > OG紹介 > 2010.11.19
住吉 桃衣さん 株式会社ジール
毎回状況が違う中で、判断能力を培い安全に運航する、
その中でもお客様がいかに楽しんで頂けるかっていうことを第一に考えて…
 今回は、株式会社ジールに勤務されている住吉桃衣さんにお話を伺いました。

お仕事の内容は?
 会社の所有船舶の補修管理、クルージング・撮影業務の運航をメインに一年半やりました。春から撮影事業部に異動になり、撮影のアシスタントをしつつクルージングの船長もして半々ぐらいの割合で仕事をしています。クルーズが忙しい時は運航に回ったり、会社の事務所で撮影の業務アシスタント的な事務をしたり、撮影の現場に出て上司のアシスタントをしたり、補助的な作業です。
 学校で扱っていた船は、今の会社にある船とは大きさなどが全く違うので、はじめの頃は右も左も分からず、おどろかされたり怒られたり、慣れるのに一年くらいかかりました。やっと慣れてきた運航なので力を入れたいし、一年間という期限付きなので撮影の方にも力を入れたい。両方に力を入れていきたいので忙しいですね。

仕事を選んだ経緯は?
 もともと貨物を扱う船ではなく客船がよかったんです。でも、フェリーだと携帯電話の電波が繋がらなくなる場合がありますし、毎日家に帰りたいということもありこの仕事を選びました。
 会社は自分でホームページの一番下の隅っこの方に「海技士募集」という文字を見つけて…。当時主任だった朝野教官や担任の吉岡先生にも相談せず、勝手に連絡を取りました。面接に行くことが決まって初めてお二人に話をしてびっくりされました。

仕事の中で何か挑戦していることは?
 ずっと挑戦なのでしょうけど…船の運航のことで言うと、私が仕事をしている場所は、とても交通が輻輳している水域です。週末には屋形船などの100トン未満の船舶が何十隻も走っていますし、レストランシップや水上バスも定期で運航しています。状況判断が毎回違ってくる中で、安全にクルージング出来るように操船技術を磨き、なおかついかにお客様に楽しんでいただくか、日々怒られながら頑張っています。

女性の船長は多いのですか?女性として意識していることは?
 今、この会社では私の他に二人女性の船長がいます。多い時は5人くらいいました。
 ここではそうでもないのですが、やはり船の業界は男の世界です。ジ―ルという会社は恵まれていて、先輩に女性の船長もいらっしゃったし、仕事の中で特に女性だからやるなということもありません。ただ、やはりどうしても力仕事ができなかったり、体力がなかったりするところがあります。もちろん自分で補えるところは補うのですが、無理をしないである程度頼り、うまく丸く仕事を回すにはどうすべきか、よく考えるようにしています。

お仕事の魅力は何ですか?
 クルージングは貸し切りが専門なので、企業様や個人のお客様のパーティーなど団体のお客様がメインです。そのため毎回いろいろなグループのお客様にお会いすることができます。また、お客様とのふれあいもとても面白いです。見張りで外に立っている時にデッキに上がられたお客様と話をしたり、船に興味のあるお客様と船の話をするのも楽しいです。また、ある程度、航行コースを船長判断で自由に決めることができるので、お客さんと話し合ってコースを考えるのも楽しいです。

社会人になってつらかった事は?どう乗り越えていますか?
 社会人になると、怒鳴られたり、怒られたりすることが殆ど無くなります。悪かったときはおこられますが、もうちょっとというときは言っていただけませんよね。そういうところに自分から気付くと、ちょっとへこんだり、落ち込んだり悩んだりします。ジールという会社は皆すごく仲がよく、上の方にも言いたいことが言えますし、近くには兄弟や商船時代のお友達もいるので…そっちはストレス発散にしかならないんですけど。あとは睡眠ですね。

学校で学んだことは役に立っていますか?
 とても役立っています。仕事をする上で海技士免許が必要だというだけでなく、航法はもちろん叩き込まれた法律も役に立っています。また、実習はやっぱり一番役に立っています。さらに、寮生活は長い間同じ人と生活するのでコミュニケーション能力を培うのに役に立っていると思います。

現役女子学生にエールを!
 当時は定期的な試験でよく勉強をしていましたが、それは過去問の答えを丸暗記したり、役に立ちそうな教科だけを勉強するというものでした。今知識はあるのに応用できない、現実の問題と繋がらないことを痛感します。学生の時に仕事内容を思い浮かべながら勉強をするのは不可能だとは思いますが、知識を活かせる勉強をして欲しいです。
 また、寮生活は今思い返すと友達もたくさんできたし、コミュニケーション能力も培われたし、社会に出てからもとても役に立っていると思います。











【プロフィール】
  富山商船高等専門学校 商船学科・航海コース卒
住吉さんの上司の方にもお話を伺いました

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