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HOME > ネットワーク > OG紹介 > 2010.9.3
野宮 恵さん 
だれのためじゃなく自分のために、
本当に好きだと思えることに一生懸命になること
 今回は、日本テクニカルサポートの特定派遣社員をされている野宮恵さんにお話を伺いました。

これまでのお仕事の内容は?
 高専を卒業した後、小西六写真工業(現・コニカミノルタ)にまず就職し、分析関係の仕事を5年間していました。出産を機に退職しましたが、富山に戻った際、県立大学の先生に「分析機器関係の仕事を手伝って欲しい」と声をかけていただき、IR、熱分析、電子顕微鏡など学生の卒業研究のデータを取るための機器操作などの仕事を約12年間していました。退職後、たまたま医薬品会社関係の品質管理の分析の仕事を見つけ、派遣として4年間勤め、調度そこにいた時に今勤めている派遣会社の募集の話を聞き、採用して頂いて現在に至っています。
 今は、日本テクニカルサポートという派遣会社から、特定派遣という形でアステラス富山の品質管理の仕事をしています。

分析という分野の魅力は?
 基本的には、富山高専を選んだこと自体が、理科の実験が面白かったというのがベースになっているんですよ。実験をすること自体が楽しかったので、そういう方面の学校を選びました。この学校でもいろいろ勉強するうちに、合成をやりたいと思うようになりましたが、たまたま最初に入った会社で配属されたのが分析の仕事だったので、結局それが今の職歴に繋がってきていると思います。

お仕事の中で嬉しかったことは?
 自分が出した結果を信用してもらえることが、やっぱり一番うれしいですよね。きちんとした知識できちんとした操作をしないと結果は出ません。正確なデータに見えていても、その過程でいい加減なことをしていたら、結果自体の信頼性はなくなります。例えば異常値が出た時にまずその試験者がきちんとやったかが疑われますよね。でも、この人がちゃんとやっているから、おかしいのは試験ではなく実際のものであるという流れになると、自分の仕事に対する技術を評価してもらえたという嬉しさはあります。

仕事をする上でのポリシーは?
 自分が常に向上するように心掛けています。
 それから、手を抜いていても分からないところでも手を抜かない。結局それが後の結果に響いてくることも多々ありますし、試験の担当者の中で値を誤魔化すことは可能ですけれど、そういうことは絶対にしないようにしています。見えないところでも常に本当のことを出す、そういう当たりのことは常に心掛けています。

社会人になってつらかったり落ち込んだりした時どう乗り越えていますか?
 正直、つらいことはなかったんです。
 結局自分が好きなことをやっているので、自分の納得のいくところに進むこと自体はそんなに苦にはなりません。上手くいかないことの原因追究は勉強にもなりますし、それ自体は逆に楽しいことです。また、原因が分かった時の喜びもあります。分析というのはデータがちゃんと出てくるというある意味分かりやすい試験でもあるので、そこに行くまでの原因がちゃんと理論的に追及できれば、つらいとは思いません。なんで上手くいかないのかという落ち込みはあるけれども、つらさにはならないですね。

学生時代にやっておくべきことは?
 遊ぶのが一番かもしれないですね。
 学生時代は一番自由が利きますし、遊びも人生勉強の一つだと思います。勉強は卒業した後もずっとできます。学校の成績がいいから仕事ができるかというとイコールではありません。頭いいだけの人にはならないようにいろんな経験を積むのが一番だと思います。
 学校で学んだ知識はあとあとでも勉強できますが、コミュニケーション能力や、人脈が世の中を渡っていくためには一番大切なものだと思います。就職に関しても、いろんな人と知り合っていろんな情報を得て、その中で自分に合うところ探すのが一番いい方法だと思います。

最後に富山高専女子学生にエールを!
 まず「女だから」という諦めはないほうがいいですね。会社に入れば仕事上対等にすることは可能だと思います。ただ、まだちょっと女性に対するリスクはあると思いますが、自分がきちんと自分のベストを尽くしていればいずれ評価は付いてくると思うので、本当に好きだと思えばそこに一生懸命になることが一番ですね。だれのためじゃなく自分のために、男女に限らずそれは一緒かもしれません。









【プロフィール】
  富山工業高等専門学校 工業化学科卒業


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