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HOME > ネットワーク > OG紹介 > 2010.8.26
林 圭子さん 北陸電力株式会社
自分の現在の力量を認め、できないことをできないと言うことは
男女関係なく仕事をする上では大切なこと
 今回は、北陸電力株式会社高岡支社営業部 配電工事課に勤務されている林(旧姓:藤野)圭子さんにお話を伺いました。

お仕事の内容は?
 北陸電力には電気を作る発電部門、電気を送る流通部門、お客様へのサービスに関する営業部門の3つの部門があり、私は流通部門に所属しています。仕事の1つ目は供給。お客様から使用の申し込みがあっても、電柱がなかったり電線の容量が足りなかったら、配電を設計し施工者さんに工事をしていただくという仕事です。2つめは改良。これは、現存する電柱に対して道路管理者さん等から移設を依頼された場合に設計します。3つめは電柱・電線の劣化を見通し故障に至らないように未然に防ぐ設計をします。この3本の柱で仕事をしています。

仕事をする上で嬉しかったエピソードはありますか?
 道路管理者さんから「約1m幅の通学路になっている歩道に飛び出ている電柱を、子供たちの安全のため、周辺の民地に移設してほしい」と依頼され移設しました。後日車でそこを通りかかると子供たちが楽しそうに通学している様子を見ることができ、この仕事をして本当によかったなぁと、思いました。

仕事の中で新しく挑戦していることは?
 増整計画中の220件規模の団地があり、その増整業者さんと電気の供給ルートを考えているのですが、このような大規模な設計は初めてで、面白味を感じやる気が湧いてきています。完成までは3年度計画ですが、今年初年度に全容を設計するので、今取り掛かっているところです。

仕事をする上でポリシー、または譲れないものは?
 お客さまに満足頂くことを第一に考えています。「この電柱は邪魔!」という苦情の申し出があったとしても、移設し最後には「ありがとう」と満足していただけたら嬉しいです。そこにたどり着くまでの、気遣いや配慮、心配りなどが必要で、それができる女性を目指しています。

社会人になって辛かったことと、その対処方法は?
 入社直後の研修と3年目の研修では、たくさんの男性の中で女性1人という状況の中、電柱に登って作業を行いました。目的は、現場での作業を通じて構造を理解することと、停電時に最先端で対応できるようになることでした。研修に入る前は、目的も理解していたし、もとより負けず嫌いということもあり、男性に負けないように作業したいとか、女性であることに甘えたくない、みんなに頼ってはいけない、と思っていました。実際に研修になると、体力的に厳しく自分だけが遅れる、チームでの作業では周囲に迷惑をかける、ということにかなり落ち込みました。でも、現在、電柱の設計業務を行っていますが、その時に学んだ知識が活かされ、辛い中でも最後まで研修をやり遂げることができて良かったと思っています。また、自分の現在の力量を認め、できないことをできないと言うことは男女関係なく仕事をする上では必要だと学びました。

圧倒的に男性が多い技術者の世界で働くことを女性技術者としてどう感じますか?
 体力的に男性より厳しいことは実感しているので、女性技術者ならではの特性を生かしたいと思っています。例えば、現在の設計業務では、電柱の位置を決める際の用地交渉もありますが、お客さま対応では、女性らしいきめ細やかな説明や、配慮を心がけています。
 男性と女性、ベースは同じ技術者として、プラスアルファでそれぞれの特性を活かした仕事のあり方があると思います。

現役の高専女子学生にエールを!
 夢を実現するために努力してください。今、目指すものがなかったとしても、目の前のことをやり遂げれば見えてくるものがあります。経験上、辛かったことや努力したこと以外は身につかないと思います。学生時代はあっという間に過ぎ去る時間なので、立ち止まらず考えながら行動してください。限りある時間を楽しみながら頑張ってください。













【プロフィール】
  富山商船高等専門学校 電子制御工学科卒業
林さんの上司の方にもお話を伺いました

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